表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
のんびりスクールライフ  作者: 矢田愛唯
3/14

第3話

 私はパソコンを立ち上げて、つい先日購入したばかりのギャルゲーをコンティニューする。

 ヘッドフォンをつけて、カチカチとクリックして進めていくと、

『わたし、あなたのことが好き。これからも一緒に、ずっと一緒に、死ぬまで一緒に居たいです!』

 女の子は顔を赤くして上目遣いで私に告白をしてきた。

「ふひょー! ありすちゃんかわいいかわいいさいこー!」

 つい感情を抑えきれなくなって、私はそう叫ぶ。

 すると、絵里先輩と隆英君が、

「はぁー、またか葵子。お前はレズか?」

「そうですよ先輩。普通、ギャルゲーって男子がやるものですよね? それはおかしいです!」

 と、またバカにしてくる。

「レズじゃありません! ちゃんと現実の男の子に興味ありますから! あと隆英君、そういうのは偏見っていうんだよ! 偏見、ダメ。ゼッタイ。 まずそれ以上に、あなた達の方がよっぽどおかしいですからね! 私が普通に見えるくらい」

 目隠しをしながらのストリートでファイトする先輩。

 同じく目隠しをしながらレッツリズムする隆英君。

「何を言ってるんだ青島。目隠しをして敵を倒すぐらいじゃないと世界の壁は超えられないんだぞ」

「そうですよ! あくまでこれはリズムゲーム。それなら目を使わなくてもフルコンできるくらいじゃないとダメなんです!」

「青島も目隠ししてギャルゲーやってみたらどうだ?」

 私は目隠しギャルゲーを想像する。

 絵が見えないで音だけが聞こえるというその状況。もどかしいもどかしい、わぁぁあああん!

「そんなんギャルゲーちゃうねん!!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ