チート貰えば英雄に為りたいと、誰でも思う訳じゃない❕
15日目
(…さてどうしてやろうかね‥逐一側に居なきゃ為らない訳じゃ無いしな‥)
『ガチャ、』
「…急ぎの書類は錬金研究所に廻せ❗1ヶ月は、そっちに居る。其れ以外はタナトス 、エリスに遣らせろ❗もう俺の手が無くてもやれる頭は有るし、いい加減成長して欲しいのでな❗」
『は、承りました。』
『ガチャ、』
(…此れで遣りたいこと遣れるな❗)
「『コンコン』入るぞ。」
「…」
『ガチャ、』
(…相変わらず、頭の固そうな奴等だな‥俺が就任してからも、新しい物を作成してないカラナ‥意見を言い合い足りない知恵を出し合えば良いものを❗)
『コンコン、ローランドです。』
「入れ。」
「ハデス様、此方に来られるとは‥何か不都合でも有りましたか?」
「…‥俺以外の新規作成は?」
「御座いません。武器 防具の付与のみです。」
「…何の為の研究所だよ‥予算減らすぞ❗」
「集団でも、硬い頭が集まっただけですので、意味合いが無いのでは?」
「…40代の奴等、全員首切っとけ❗居ても金払わないぞって❗」
「路頭に迷うのが出ますよ❗」
「…自業自得だろ?安寧な職場何て何処にも無いんだよ❗」
「…」
「…民達の寄生虫でしか無いなら、要らんわ❗名簿作って有るから言ってこい❗」
「畏まりました❗」
「…1ヶ月後、成果が無いなら錬金術師部隊を潰す。付与だけなら、要らんからな❗」
「…」
『ガチャ、パタン。』
(何なんだろうな?やる気の無さ、酷すぎないか?…ま、良いか‥無駄な金食い虫が無くなるからな❗…前任から引き次ぐ時、無駄なら潰すって言ったんだがな‥何考えているんだか‥)
『コンコン、入ります。ガチャ、』
「…許可無しだが‥」
『首ってどういう事ですか❗錬金術師部隊を潰すって❗』
「役立たずを置いとく意味有るのか?部隊の方は、付与だけなら要らないしな❗」
「…」
「要件は其れだけか?出ていけ。寄生虫共❗」
「…」
(何造るか‥やっぱり無線機か?動力は何を使うか‥魔力が民達にも必ず有るならな~‥魔石を使うか‥金が掛かるな‥一般人に普及するには、コストを抑え無いとな~)
「考え直して頂きたい❗次の仕事場が無いです❗」
「…何で?俺が就任した時、『役立たずなら潰す』って言っていたぞ❗実際何もしてないだろう?」
「…」
「危機感無いしな‥のほほんとしやがって。存続する意味が無い❗」
「…」
「今から王宮に行って潰して来るからどけ❗私物は無かろう?出ていけ❗」
『…ガチャ、パタン。』
(…あれだけ言われて言い返す事さえ無いのか?‥潰す❗)
「『ガチャ、パタン。』ローランド。帰ってきたら、誰も居ないようにしとけ❗」
「承りました。」
『ガチャ、パタン。』
(…意見言ってきた奴等、貴族だったな❗救いようの無い寄生虫共が❗‥)
「ハデス殿?」
「陛下に謁見を❗申し上げしたい義が有る❗」
「…少々御待ちを。貴族様方の挨拶廻りが‥」
「くだらん❗通る❗『ガチャ、パタン。』陛下。ハデスです。」
『…ハデス殿、不作法が過ぎましょう?』
「此れは失礼。錬金術師部隊の取り潰しを❗役立たずなので、金の無駄使いです❗」
『な❗家の息子が居る部隊だぞ❗何故潰す❗』
「…民達に食わして貰って居る分際で、新たな役立つ物を作成せず、のほほんとしているからですよ❗‥処で貴方は?」
『は 伯爵家の分際で私を知らんと?』
「…は❔生きていく過程で必要ですか?貴族の名前なんぞ意味が有るの?」
『き 貴様~き 貴族が管理しているから、民草共も安心して暮らせるのだ❗』
「共和国は❔自由連合国は❔貴族共居らんが、あの両国は❔…もう少し考えて言うんだな❔ 馬鹿貴族共が❗ケンカを売りたいのか❔…‥何処にでも、奴等の諜報共は居るんだが❔…ウチと違い優秀人材を重要なポストに、据えて居るからな❔」
『わ 我々は優秀じゃ無いと❗』
「最初からそう言って居るだろ⁉‥‥じゃ無いなら、部隊が無くても錬金で食い繋いで見ろや❗」
『…』
「後、部隊の寄生虫共が行っていた予算の水増し請求と、民達の怨差の声だ❗…マトメテおいたよ‥‥陛下❗此れを読んでも目を覚まさないなら、近年中に此の国は滅ぶだろうよ❗」
「…わかった。貴族会議を『ボケてるのか?貴族共がしていた、水増し請求の証拠だぞ❗貴族会議で認める訳が無いだろうが❗』…‥そうだな…ドウスレバ『何の為の権力だよ‥‥証拠は揃って居るんだから、会議トバシテ逮捕すれば?有る意味国家転覆を企んだとも取れるしな❗金は自然に増える訳が無いだろう?』…‥あぁそうだな、
マロン公爵及び貴族会議の方々、近衛隊が来るまで『近衛隊ダンヒルです。入ります。』入れ❗『失礼します。貴族会議の方々の悪巧みが満載な、報告書が近衛宛に届きました❗証拠も充分に有りますので、逮捕‥貴族会議の方々❔』…‥調度良い、牢屋に引っ立ててくれ❗屋敷の『近衛のタナトス達が向かってます。屋敷等の差し押さえ及び、私兵共の無力化…ハデス❔』」
「錬金術師部隊の悪巧みを陛下に提出に来たんだよ。部隊の解散請求も兼ねたな‥」
「…もしかして報告書は‥」
「あぁ。俺がマトメタ物だよ‥此の国の子爵以上って悪さをしないといけないのかね‥泣きたく為ったよ。」
「…ウチとお前の家以外伯爵家以上は、全部だったな‥子爵以上は、知らなかったが‥」
「王家の人達って見る目無いのかね~本当に滅ぶぞ❗」
「…俺には返答出来んな‥ウチが無かったのはクロノス伯爵が目を光らせていたからだろうしな‥」
「…ウチらの家って中悪かったっけ?‥‥そう言えば良く睨まれて困ったみたいな事言っていたな‥」
「…連行しとけ❗俺も早めにお前と会わなければ、ああなって居ただろう。母の実家がマロン公爵家だぞ❗」
「…威張る事か?‥そう言えば父親のレゾナ公爵って王宮にすしずめだったな‥お前の教育っておばさんが?」
「…あぁ。見付からないなら何やっても構わないって教育‥」
「…不可能だろう?必ず足が付くぞって‥呆け陛下❗貴族共の再教育は無理だと思うぞ❗比較的まともだと思うダンヒルでさえ、ガキの頃から変な教育受けているからな❔」
「…ミタイダナ‥‥」
「…此の件に関しては、ハデスの云うとうりかと‥‥」
「部隊の解散に関して判子押してくれ❗無駄な出費だ❗」
「…いいだろう。此れだ❗」
「良し❗アイツラニ引導を渡して来るわ❗」
『…』