チート貰えば英雄に為りたいと、誰でも思う訳じゃない❕
10日目「陛下」
「…あれがハデスか‥」
「…そっくりでしょう⁉若き日のクロノスに‥」
「…レアか‥そうだな、アレダケのヒントでたどり着くところなんかはな‥伯爵家の神童❗」
「…息子は和を掛けて化け物ですよ❗5歳で伯爵家の仕事をやり初め、1ヶ月後には差配をし効率化をやってマシタ。ポセイドン様。」
「…クロノスか‥ダガあの者、私信頼しているお前を侮辱しよった。(-_-#)」
『…其が息子の手でもですか⁉』
「…どういう‥そうか、『怒りは思考を鈍らせる』か‥お前がよくやっとった手か❗」
「…ハデスから、教わったんですよ。「アイツはドウスレバ相手の本音を引き出せるかを」徹底的に試しましたからね~」
「…」
「…そして怒りを買えば、9割引き出せると理解してます。陛下の本音も知られてますよ❗でなければ、殿下の教育に務める訳無いですからね~」
「…そうか‥」
「…アイツは[偉い人?だから何?クエルノソレ~]を地で遣りますからな~。伯爵領でアイツ相手に怒らなかったのは、レアだけです。だから未だにくそババアと呼ばれて居ますよ❗」
「(-_-#)貴方、後で話があります⚡」
「…お 俺が い 言ったんじゃ無いですよ~殺意を謁見の間でばら蒔かないで❗‥ご免なさい~」
「…変わらんな‥お前が伯爵家を継いだのも、6歳だった。」
「…名執事クロスが居ましたからね~良く勉強させられた‥」
「…私めはハデス様の教育はしておりませんぞ。1歳から読み書きがお出来になり、2歳頃には帝王学を御自身で学ばれて居りました❗理解力が飛び抜けていて、良く旦那様の仕事振りを見て「…何故あの様なやり方をする?こうすれば効率的に差配出来、仕事が進むぞ。」と、良く言われました。」
「…ま マサカ‥」
「…ええ。旦那様の帝王学には、ハデス様の遣り用を多く含ませて戴いて居ります❗」
「…ク クロス~ 父親としての威厳が‥」
『…御座いましたか?』
「…」
「…1ヶ月でウィリーを名君主にしてしまうかもしれんな。」
「…出来ると思われるますが‥されないのでは?此の国を出て冒険者に為られると仰られて居りましたから‼」
「…」
「…愛着も無いし、『今回の屑貴族を政治から追い出せば、自分が生きている間は、此の国も潰れ無い』と言われて居ります❗」
「…溜まらんな‥愛着を持て無いのは、私が政治をせずに屑貴族を伸さばらせ、民の生活を蔑ろにしたからだな~」
「…作用かと愚考致します‥」
『…ク クロス~‥もっとオブラートに包めよ‥』
「…私が旦那様方の思惑に乗らず、王宮に来ていれば伯爵家は潰れて居りました。此の事は、ハデス様も理解しております。‥ですが『王宮を腐敗の巣にしたのも伯爵家だ』と言われておりました❗」
『…』
「…頭が良すぎるのも、考えものだ‥」
「…」
「…出ていくのは停められんな‥」
「…強制力はゴサイマセンカラ‥ハデス様付きの2人も出て行かれるかと思われます。」
「…有能3人居なくなるか‥厳しいな‥」
「…3人で済めば御の字かと愚考致します。」
「…そうか‥ウィリーも苦労するぞ。自業自得だがな~」
「「「‥」」」