展開予想について
レースがどのように展開するのか考えます
さて、前述で各馬の特徴とかを紹介しましたので、次はどんな風にレースが展開するのか考えます。
展開を予想するのは重要な要素です、どんなに強い馬でも展開によっては負けてしまうことは多々ありますし、
展開によっては化けもののような強さを発揮する馬もいます。
逃げ馬や先行馬や早くスパートをかける馬等がキーホース、展開の鍵を握る馬になります。
では有馬記念のキーホースについて考えます。
まず、誰が先頭を切るのかです。
一番逃げる可能性があるのは一枠のヴィルシーナでしょう、宝塚記念では逃げてそのまま3着に残りました。
他に逃げる可能性があるとすればサトノノブレスでしょうか?
この馬は逃げで重賞に買ったことがる馬です、ただし前走は普通にレースをして二着でした。
鞍上の考えが怖いところです。
逃げるとすればこの二頭で、その後ろにジェンティルドンナ、トゥザワールド、メイショウマンボ等の先行馬がつけると予想します。
さてスタート後の先頭はこんな感じで予想しましたが、後ろの方はどうでしょうか?
おそらく外枠のゴールドシップとジャスタウェイは最後方に近い場所に陣取ると予想します。
ここで難しいのはエピファネイアです。普通に考えれば後ろで待機するのが常考ですが、無理やり前に取り付く可能性もあります。
後ろの有力馬はこんなかんじでしょうか。
次にレースが動くと考えられるのは、スタートしてコーナーを曲がった次の直線です。
この直線ではゴールドシップとエピファネイアの二頭の動きが気になるところです。
ペースが遅かった場合、この二頭は無理やり先頭集団に取り付く可能性があります。
その場合ペースに変化が見られるのか?難しいところです。後ろから来る馬のプレッシャーでペースがあがることもあります。
ただし、ゴールドシップが動いてそのままペースが遅い場合、ゴールドシップを止める事は難しいでしょう。
二枚目はGIF画像なのでリンク先で動きます。
さらに次は最後のコーナーの前あたりです。
ここでは確実にゴールドシップ、ジャスタウェイ、エピファネイアがどの位置にいたとしても、前の馬を潰しにかかります。
他の馬も彼らが追いつく少し前くらいに仕掛けるでしょうから、一気にペースが早くなるのです。
この時、3強が最後の直線でどれだけ外に振られ、進路を確保できるのか?
ここが焦点になるでしょう。
彼らを物凄く、外の方に追いやり、進路をなくして追いつくことができないようにしなければ先行馬に勝機はありません。
彼らよりも早く仕掛けて、体力を持たせることは力量的に難しいですから紛れを狙うほかないでしょう。
先ほどと同様に二枚目は動きます。
また最初の直線でゴールドシップが前につけていた場合は余程のことが無いか限り、彼に先行勢は捻り潰され、先行勢でも前の方で仕掛けを我慢した馬が残るでしょう。
エピファネイアが先行して、折り合いがついた場合も同様のことが言えます。
この先行して前の方で残る馬、サトノノブレス、ヴィルシーナ、トゥザワールド等が怪しいと考えます。
先行した場合、確実に3強は前にいる有力馬、ジェンティルドンナ等をマークするでしょうから、マークされた馬がプレッシャーを受けながら走り切るのは難しいのではないでしょうか。
最後に先行勢が壊滅すると、後ろからただ無心に足をためていた馬が突っ込んでくると考えます。
これはラストインパクトと後方に待機した時のワンアンドオンリーが怪しいでしょう。
他に怪しい馬は、ウインバリアシオンとフェノーメノでしょう。
フェノーメノが前に付けれた場合、調子がいいとゴールドシップやジャスタウェイでも捕まえるのは難しいと考えます。
またウインバリアシオンも調子が戻っていれば、ゴールドシップより最初のコーナーで前に付けれる上に、早い仕掛けにも対応できるのでこれも勝ってしまうかもしれません。
この二頭については調子で判断するしか無いでしょう。
全体としては馬場を考慮して、ミドル(早くも遅くもない)ペースになるのではないでしょうか。