おばちゃまの勝手に相談室。
今日も元気に?勝手にカウンセラー。
あなたのお悩み、相談乗ります、
解決は、ご自分で……。 あくまでアドバイスです。
どうするかは、自分自身。
「なずなさん? 今日は大学で講義があったでしょ? 何だか皆さん死んだ魚の目をしていたけれど、 大丈夫かしら?」
この度、独断と学長推薦でおばちゃまは教授として、うちの大学へ……。
学科を新設、そして教授はおばちゃま。
募る不安をよそに、何とかやっているらしい
……。
「皆さん色々忙しいんですよ。レポートだとか単位だとか。 学生とは言え必死です」
「そう……。 大変なのねぇ。 まあ、学業優先だし、仕方ないわね。 でも、 もっとこう
生き生きしてもいいと思うわ。 せっかくの大学ライフ、楽しまないと……」
私だって楽しみたい。 せっかくの大学だもの、色んな事したい。
けれど、本当に忙しい。 講義受け、レポート書いたり、テストあったり。バイトもあるし……。 先生の助手という。
何の為めに学生やっているんだか。将来さえも見えなくなりそう。
「なずなさんも、 大変そうねぇ。 レポート溜まってるんでしょ? 相談する方少ないし、
ちょっとお休みしたら? 無理しても、意地になっても。 いい事なくてよ? 素直に適度に息抜きしなきゃ」
最近先生は優しい。 気遣いをしてくれる。
確かに。無理しても仕方ないし、忙しいから
ちょっと甘えてみるのもいいか。
「では先生。 空き時間にレポートなどさせて頂きます。 先生お一人だと、 何かと大変でしょうし」
相談者さんがいらっしゃらない時間などを使わせてもらう。
予約状況の確認もあるし、先生一人ではなんだし。
一人暮らしの私。 先生といる方が最近落ち着く。
慣れとは恐ろしい。
「ふふふ。 お好きになさって。 なずなさんの自宅って感じになって来たわね」
そう言うと、いつもの異世界感ある書斎へ。
先生も学生の提出した物などに目を通したり
相談者さんの相談内容を見たり、忙しい。
若者研究、カウンセラー育成。 先生なりに
頑張っているんだ。
努力。 果てし無く難しい。
持続力も伴う。
敢えて選んだ自分の道。つまづきながらも、
進むしかない。
忙しいとか、大変とか。言い訳ならいっぱいあるけど、一つ一つを粉し乗り越え進む。
おばちゃまは努力の人だ。最近思う。
独断と偏見の勝手にカウンセリングだけど。
人を見る。さり気なく心をよむ。
言葉を選び、察する。それから口を開く。
難しいが、私もいつかできたらいいな。