※ 君と僕との出会いのキセキ ~閑話休題4……~ ※ 20.5
※ 君と僕との出会いのキセキ ~閑話休題4……~ ※
今回の話の参加者
霧島祐也 :祐也
文月玲央奈 :玲央奈
霧島隼人 :隼人
文月黎苑 :黎苑
真理絵 :真理絵
店員 :店員
サ○ババ :教祖様
優子と取り巻き(ゆうこ) :優子
岩田光雄 :岩田
早坂莉奈 :莉奈
祐也: 「さてさて、この話もとうとう二十話行きましたねっ! 」
黎苑: 「そうだな。新年の初詣で酒にまみれた俺は毎年後悔してるんだよなぁ……」
隼人: 「じゃあやめればいいじゃん」
黎音: 「……できたら苦労はしないよ。だから毎年後悔してるんだよ。年末って一年の終わりだろ。何かさ、寂しいんだ。するとこう、酒が欲しくなる」
真理絵:「あ~何となく分かるかも。時たま寂しくなるとお酒欲しくなるよねぇ~。今度一緒に飲む? 」
黎苑: 「あ……また暇な時でも……」
祐也: 「ん? 」
隼人: 「あ、祐也。前にな、真理絵さんと飲んで黎苑酷い目に合ってるから。真理絵さんザルのように酒が飲めるんだよ……」
祐也: 「そ、そうなんだ……」
店員: 「姉さんお酒強いから飲み比べなんかしてもこの地域じゃ誰も勝てませんよ」
真理絵:「ムゥ~。じゃあ抑えるから。隼人君も来なさいよ」
隼人: 「……え? また暇な時でも……」
真理絵:「何よぅ~皆忙しいの? 誰か私と飲もうよ~」
岩田: 「ハイハイハ~イ! 高校生だけど行きますよっ! 」
真理絵:「ごめんなさい。お子様は……ね」
岩田: 魂が抜けたように惚けてしまい、そのままうなだれる。
真理絵:「祐也君だったらいいけど……ね」
祐也: 「え? 」
岩田: 「何でいつもあいつばっかり……」血の涙を流しつつ電柱に横たわる。
教祖様:「わしは教祖様じゃ、貴様をこれから幹部に任命する。布教に励めよ」
岩田: 「か、神さまぁ……必ず、必ずや祐也を……」
祐也: 「……岩田。お前は一体どんな恐ろしい夢を見ているんだ……」
真理絵:「あ、ごめんなさい。お仕事の予約が入ったから行ってきますね~」
全員: 「行ってらっしゃい~」
☆★☆★
祐也: 「あ、優子さんが来た」
優子: 「あ? ここでいいのか? 取り巻きも連れてきたぞ……玲央奈何してんだよ……」
玲央奈:岩田が横たわる電柱の影から優子の表情を伺っている。
隼人: 「あーそういえば優子ちゃんと玲央奈喧嘩したんだって? 」
優子: 「あ、ああ。そうだな、アイツ祐也に関わるなって言いながらさ、自分は勝手に祐也と交流を深めてやがったんだよ。正直に言ってくれたら良かったんだけどさ。何か、隠されてたってのがすごい嫌だったんだよ」
玲央奈:「……ご、ごめんなさい」
黎苑: 「いつもの弁慶のような態度じゃないな。毎回こうだったら可愛いんだけどな……」
隼人: 「まぁ、ひと悶着あったけど、ちゃんと和解はしたんだろ? 」
玲央奈:「う、うん……」
優子: 「あ、そういえば祐也……殴っちまってゴメンな。痛かったろ? 」
祐也: 「あ、うん……嫌……大丈夫だよ! 」
優子: 「……何で引きつった笑顔で後ずさるんだよ……さすがのあたしでも傷つくぞ」
祐也: 「あ、ごめん……」
優子: 「隙あり」 祐也を捕まえて関節を極める。
祐也: 「イタタタタ! な、何だよ」
優子: 「フフフ。玲央奈、早く電柱から出てこないとこの羊あたしが食べちゃうぞ? ペロペロ……」
玲央奈:「チョッ、チョッ」
莉奈: 「待ちなさいよ! このビッチ! 」
優子: 「だ、誰がビッチだ! あたしはまだ……ハッ! 」優子は顔を赤くして祐也を解放する。そのまま脱兎のごとく取り巻きとともに退場。
莉奈: 「フッ! 勝手に墓穴掘って帰っていったか……さて、祐也君私は誰だかわかるよね? 」
祐也: 「あ、ハイ。僕が前に合コンで知り合った早坂悠舞ちゃんのお姉さんで莉奈さんです。黎苑さんと隼人兄さんの同級生で同じ大学にいるんですよね」
莉奈: 「そうそう。んで、祐也はホワイトデーの資金繰りに困ってウチに来たんだよね~」
祐也: 「……恥ずかしながら……」
隼人: 「俺も丁度レポート提出しないといけなかったから祐也をうまく人身御供できて助かった所なんだよな」
祐也: 「やっぱりそうなのかよ……」
黎苑: 「まー隼人はこういう時の人の扱いうまいよな」
隼人: 「いいじゃん。お互いに利害関係一致したわけだしさ」
祐也: 「ま、まぁね」
玲央奈:「そういえばアンタ私にバイトしてること黙ってたよね? 」
祐也: 「…………」
黎苑: 「優子ちゃんいなくなったら何だこの強気な態度は……」
玲央奈:「こっちはずっとアンタを放って忘れ……じゃなくて、優子とのことでイッパイイッパイだったから仕方ないって思ってたんだから。でもさ、ずっとアンタ話しかけてくれないから……グスッ」
祐也: 「あ、いや……」
莉奈: 「嘘泣きして祐也君を試すとかアンタ悪女? 」
玲央奈:「……チッ」
祐也: 「…………」
隼人: 「まぁ、俺は分かってたけどな……」
黎苑: 「ま、俺たちは助かったけどな。毎回沢山チョコレート貰うからお返しとか金がかかってなぁ。祐也がクッキーとか作れるって聞いて隼人と一緒に祐也におんぶに抱っこだったもんな」
隼人: 「まぁ、祐也の取り柄ってそれぐらいだしな」
祐也: 「ひ、酷い……」
玲央奈:「フ、フンッ! ア、アンタが作ったものなんて美味しくないんでしょ? べ、別に食べて欲しいなら貰ってあげなくてもないわよ」
黎苑: 「お前の言葉の意味が全くわからん」
隼人: 「それにしても、お前の作った飴玉あまりにもクオリティパネェんだけど。この情熱をもっとお洒落に使えば、もっと女の子にモテるんじゃね? 」
祐也: 「……うるさい」
隼人: 「まーコイツ料理うまいからなー。そうだ、にぃちゃんお前の旦那になるから、俺の嫁になって毎日旨い料理を作ってくれよっ! 」
祐也: 「兄貴……気持ち悪いことを言わないでくれよ……」
玲央奈:「わ、わ、私……も……」
祐也: 「ん? 」
玲央奈:「な、ななな何でもないわよっ! バカッ! 」玲央奈の強烈な張り手で祐也は吹っ飛ぶ。全員に戦慄が走る。
隼人: 「司会がお星様になっちまったな……。相変わらずゆるゆるのまとめだが、取り敢えず、これ以降も話は続くから皆読んでくれよ」
全員: 「これからも君と僕との出会いのキセキ。略して ” トトノキセキ ” ご愛読ください! 」
祐也: 「あ、叔父さんが手を振ってる……早く行かなきゃ……」
その後、祐也がシャレにならない状態になったので、病院に搬送されたというが、定かではない……
閑話休題4 END




