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田中「チート先輩ヤバイ」

なんで先に警察組のスピンオフなんて書こうとおもったんだろ…。田中がPLなのにこんな終盤で初登場してるのが可哀想だからか。

昨日の晩のことはあまり覚えていない。

警察に事情をある程度話し、旅館に戻った。

ただそれだけしか覚えてない。内容は覚えてないってことだ。

旅館に戻ってからは多分すぐに寝たはず。六花と。

知り合いの死体を見たんだ、怖くなって当然だよな。

俺だって怖いさ。

今日は起きてから帰る準備をしていた。

すると、とても小さな女性が尋ねてきた。

「鹿乃鈴さんですよね?私は千歳七海といいます。」

「何のようですか?取材なら断りますよ?」

「いえ、私は記者ではなく刑事です。今回の事件、ここの警察が学校を調べていたらしいんですが、昨日の晩から連絡が途絶えているようです。」

それってまさか…

「集団失踪ですか?」

「そうでしょうね。朝様子を見に行ったら誰もいませんでした。」

「で、俺たちにはいったいどんな用があるんですか?」

「単刀直入に言うと事件の話をしてほしいのと、できれば手伝って欲しいですね。ここの警察はビビッちゃってますから。」

まさか民間人に助けを求めるとは

「報酬もちゃんと払います。」

報酬か…

「いいですよ。手伝いましょう。」

別に報酬が欲しくてってわけじゃない。

なんとなく自分でこの謎を解かなきゃいけない。

そんな気がしたんだ。

あとこんな小さな女の人だけに任せられんしな。

「六花は家に戻るか?」

「いや、私も山中の謎を解く。」

強がっているのだろうな。

「さすがに六花ちゃんには辛いんじゃない?」

「大丈夫、私には邪王真眼がある。」

六花は強い子だな。

普段は怖がって俺のとこくるのに。

「それじゃあ行きましょう。私の部下と北野さんが学校で待ってるはずです。」

俺たちは学校へ向かった。

そう、俺たちの謎解きはこれからだ!











終わりませんよ。

学校に行くまでに千歳さんに昨日のことをだいたい説明した。

学校に着くと北野さんと顔に傷を負った男、長身の男がいた。

千歳さんが傷の男を紹介する。

「ゴツイほうが私の部下の田中です。背の高いほうが鑑識の鬼柳さんね。」

「田中慎田郎だ。正直一般人を巻き込むのは嫌だが、よろしく頼む。」

「鬼柳満です。」

二人が挨拶をしてくる。

「あ、よろしくお願いします。」

「まぁ全員昨日のことはわかってるのよね?田中は北野さんから聞いたんでしょ?」

「あぁ。」

幼女に仕切られるのはなんというか不思議な感覚だ。

「じゃあまずは生物室でも見に行きますか」

学校に入る。そこには昨日のイケメン佐藤さんがいた。

「佐藤さん何やってるんですか!?」

北野さんが声をかける。

「またあなたたちですか、しかも増えてますね。」

千歳が銃を抜き構える。

「ここにいるってのは私が犯人ですって言ってるようなものね。」

それに続いて田中も銃を構える。

デザートイーグルっておい。日本の警察が持てるもんじゃねぇぞ。

「千歳さんの言うとおりだ。なぜまだあなたがここにいるんですか?」

俺が尋ねた。

「昨日も言ったじゃないか。探し物だと。」

「ここに来た警察はどうしたの?」

「いやぁちょっと邪魔だったので」

そこまで聞いたところで田中が銃をぶっ放す。

しかし、佐藤はそこにはいなかった。

消えた…のだろうな。おそらく。

「まだ探し物をしているってことはどこかにいるはずよ。」

一階と二階で別れて捜索することにした。

警察組と俺たちで別れてしまう結果になってしまったのはおかしいと思うがな。

俺たちは二階へ上がった。

廊下を進んでいると北野さんの目の前を銃弾が下から飛び出してくる。

下から誰かが撃ったのだ。

俺たちは何が起こったのか知るために下へ降りる。

別れた意味はほとんどなかったな。

早々と千歳さんたちと合流する。

「何があったんですか!?」

「いやぁガイコツに襲われちゃってさ」

千歳さんは倒れているガイコツの首から下を指差しながら言う。

「下から銃弾が突き抜けてきましたけど?」

「それは田中がちょっちミスっただけだから気にしないで」

気になるだろ!

デザートイーグルみたいなの持ってるのに暴発させるレベルの扱いしかできないのか!

「襲われる可能性を考えるとやっぱ全員で行動したほうがいいわね。」

田中さんが一番頼りがいがあると思っていたのにな…

全員で山中の死体を見つけた場所、生物室へやってきた。

俺が死体のあった場所を伝え、鬼柳さんがそこを調べる。

ルミノール反応とかいうやつか…

「確かに血があったあとはありますね。」

やはり死体は幻ではなかった。

そのぐらいしか情報は増えなかった。

やはり佐藤を探すしかないのだろう。

生物室を後にして次は三階へ向かう。

三階に上がると佐藤の妹の幼女がいた。

北野さんが話しかけてみる。

「佐藤さんはいっしょじゃないの?」

そう聞かれた幼女は上を指差す。


屋上か。

いかにもって感じだな。

俺たちは幼女を連れて屋上へ向かう。

できれば終わらせたかった。六花が空気になってるのもどうにかしたいぜ。警察のチートも魅せることができないし。でもこの打ち切りみたいな展開がガチプレイなんだからしかたない。

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