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憧れの同級生がくすぐられていた話  作者: かふぇいん


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8/8

くすぐられている姿を動画サイトにアップされていた宮本さん

 演劇棟で宮本さんをくすぐったあの日から1週間後、僕はまた演劇棟の2階で身を潜めて、宮本さん達が来るのを待っていた。しかし、宮本さん達は現れなかった。そしてそれはその日だけに限らず、その後何度演劇棟に通っても彼らは現れなかった。やはり宮本さんを解放してしまったことで、誰かに見つかったとバレてしまったのだろうか。でも、これで宮本さんがもう男子たちにくすぐられずに済むのだとしたら…。これで良いのだと僕は思っていた。

 しかし、そうではなかった。あれからしばらく経ったある日、とある動画サイトのショート動画に高校生の女の子がくすぐられている動画がアップされていた。その動画に写っている女の子が着ている制服は少しぼかされていたが、うちの高校の制服だと分かった。綺麗な黒い長髪で、目隠しをされていてもはっきりと分かる。その女の子は宮本さんだった。宮本さんは腕を上げさせられており、動画では見切れているが、おそらく頭上で手首を縛られている。

「女子高生の腰振りダンス」と題名が付けられたその動画の中では流行りの音楽が流れており、それに合わせて腰を振るかのような、左右から脇と脇腹をくすぐられている宮本さんの姿が映っていた。宮本さんは未だ男子たちにくすぐられていたのだ。くすぐられて腰を振る宮本さんに対して「かわいい」とか「興奮する」とかコメントが付いていて、居た堪れない気持ちになる。

 演劇棟が誰かに見つかったと考えた彼らは、場所を変えたのだろう。僕は動画の中をよく観察して、学校の中のどの部屋かを特定しようとした。動画のように縛りつけられる何かがあるはずといったヒントや、動画に写っていた壁の特徴的な傷を元に、1つの部屋を割り出した。僕はその部屋の鍵を借り、部屋の中を確認して、動画が撮られた部屋だと確信した。僕はその部屋の合鍵を作り、持ち運びできる監視用のカメラを部屋の棚に見つからないようにセットして、後日回収した。そしてその記録の中身を確認するのだった。

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