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スキル『奴隷』に目覚める

スキル『奴隷』になったノールは強くなれるのか

この世界は、10歳になるとスキルが付与されると世界だ。なので多くの人はそのスキルにあった仕事をしている。

世界には『勇者』などの冒険者向きなスキルや『鍛冶』などの職業スキルなどがある。

主人公ノールは小さい頃から勇者に憧れていて自分も冒険者になって魔物をたくさん討伐して多くの人たちの平和を守ろうと願っているどこにでもいるようなごく普通の少年だった。

ノールは両親との3人暮らしで毎日楽しく過ごしていた。

ノールの両親は元冒険者で小さい頃から冒険の話などを聞かせてもらっていたのが冒険者に憧れていた理由でもある。

ノールはよく自分が住んでる村で友達と冒険者ごっこなどをして遊んでいた。

「次は僕が冒険者やるからカイルは次魔物の約やって」

「え~僕も冒険者がいい」

「じゃあ順番にでやろうよ」

「いいね」

こんな風にごくありふれた少年だった。

そんなある日、目が覚めると村が魔物の大群に襲われていた。

オークやゴブリンなどの魔物たちが目の前で村の人たちを食い殺していた。

元冒険者だった両親は村を守るために魔物たちと必死に戦っていた。

少しずつ数は減らせているが如何せん数が多いので殺しても殺しても全く数が減っているようには思えない。

この村は小さな村なので戦える者がほとんどいない。

両親は元冒険者とはいえ結婚してからはほとんど鍛練はしていなかったのもあり少しずつ魔物に押し返されていった。

しかし、最終的には多くの魔物に襲われて殺されてしまった。

「なんでこんなことするんだよ絶対殺してやる」

心のなかではそう思っているが体がいうことを聞かない。

ノールはただ、隠れ続けることしかできなかった。

音がやんで静かになったと思い外に出てみると残酷な現場が広がっていた。

両親や多くの村の人たち友達のカイルまでもが魔物に殺されていてとても言葉では言い表せないような状況になっていた。

なんとか魔物の襲撃から逃れたそんなときノールはスキルが授けられた。

「剣、弓、槍とかの冒険者向きのスキルをお願いします」

そう願ったがむなしく冒険者向きのスキルではなく『奴隷』というハズレのスキルだった。

『奴隷』は。誰かに隷属して生涯その主人に仕えるというハズレのスキルだった。

もちろん主人の命令なしでは人に危害を加えることもできないし自由も与えられない。

「なんで『奴隷』とかいうハズレのスキルなんだよ」

「村の人たちを殺していった魔物を倒して仇討ちしたかったのに」

その頃、冒険者ギルドでは

「なんか人生一発逆転できる楽な依頼はないかなー」

「そんなのがあったら誰でもやってるよ」

「そりゃそうだよな」

その時、世界各地に飛ばしている監視鳥たちに反応があった。

どうやら村が魔物に襲われているというものだった。

場所は、南にある小さな村で、魔物は大群という情報だ。

早く助けに行かなければ村の人たちが皆殺しにされてしまう。

そこへ勇気ある冒険者パーティー漆黒の闇が立候補して助けに行くという。

時間がないので装備を整えさせギルドに設置してある転移陣で村の近くまで転移させてもらい村へ急ぎ向かってもらった。

魔物襲撃の知らせを受けた冒険者たちが駆けつけたが一足遅く多くの人が犠牲になっていた村を目の当たりにしていた。

「なんてひどい有り様なんだ」

「多くの人が魔物に食い殺されている」

「なんで、こんなに多くの人が殺されなきゃならないんだよ」

その頃、ノールは村を歩いて誰か助けてくれる人がいないかを探していた。

そんなとき物陰に隠れていたゴブリンとばったり遭遇してしまい殺されそうになっているところを冒険者パーティー漆黒の闇のメンバーレイン、リーン、マインたちによって助けられた。

その後、漆黒の闇が村を探索して他に誰も生きている人がいないとノールに伝えると膝から崩れ落ちて泣いてしまった。

その時、ノールのスキル『奴隷』が発動してレインに隷属してしまった。

「まあ、村を救うためにわざわざ来てくれた人ならいいか」

漆黒の闇はノールを保護してギルドに戻り村の状況を報告した。

ギルドマスターにノールを紹介するとギルドで保護してくれると言う。

念のため、『鑑定』スキルを持っている職員にノールのことを調べてもらうと『奴隷』のスキルを持っていることとレインに隷属していることがわかる。

ノールには『奴隷』のスキルが発動していてレインに隷属しているので保護してもらうことができない状況立った。

なので、レインはノールを引き取ることを決めた。

レインはリーン、マイン、と3人で暮らしている家にノールをつれていき住まわせることにした。


初投稿です。

読んでくれてありがとうございました。

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