LXXXIV 足が棒になる
ライアント諸国
トープ州に行くっていうお気持ち表明は終わったけど…
どうやっていこうかな?
一応タイア国から行けないことはないけど…
「何か悩んでるみたいだけど、どうかした?」
「いや、どうやって行こうかなって」
「転移場召喚は…?」
「あ…そうじゃん!転移場召喚があるじゃん!」
「あんな自慢してたのに…?」
痛いとこ突かれた…
「あ、でもあんまりにも遠いといけないからタイア国に行かないとね」
「ならマチタン州との国境に行けば大丈夫だね」
「あぁ、そう言えばそこに作ってたね」
マチタン州との国境から、ナスタチウム州入り口まで行く、で、タイア国に行くと
「よし、行くよ!」
「はいはい」
マチタン州国境
ついた…遠いよ
「あ、あったあった、さっさと上乗って、行くよ」
「はーい!」
青白い魔法陣、これ綺麗なんだけど目に悪いんだよなぁ…光が強くて
まぁ少し目を閉じたら景色が変わってるんだし、これからも使わせてもらお
ナスタチウム州入口
さてと、ここから少し歩けばいいんだよね?
「アレン、どっちの方向かわかる?正確な位置はわからないから頼みたいんだけど…」
「だったらあっちだね、多少魔力の流れを感じたし、いざとなれば空飛んで見たらいいでしょ?」
「さすが魔法使いアレン様!最強!」
「はいはい、さっさと行くよ」
アレンってば頼りになるわぁ…
にしてもアレンってそんなに細かい魔力の流れも感知できるのか…
魔法使いが普通の人間より魔力の感知に秀でてるのは知ってるけど…そんなに精密にわかるものなの?
…まぁアレンが他の魔法使いより秀でてるってだけか
「ユウリ?どうかした?」
「いや、なんでもない!早く行こ!」
数時間後
ヒィ…歩くのきつい…
アレンはなんでそんな平気そうな顔してられるの…?
「うん、そろそろかな?」
「アレン?どうかした?」
「あぁいや、そろそろ着きそうだなって」
「やっとか…もう足が棒になっちゃう…」
「そんなに歩いてないでしょ?冒険者なんだからもっと頑張ってもらわないと」
他の冒険者がおかしいだけだって…私が正常だよ…
「あ、あったあった、ほら、早く行くよ」
「はーい…」
ルルベイア州及びタイア国国境
いよっし!ついたぞー!!!
「じゃあ今日はもう宿探して休むだけだね」
「うっ…まだ歩かないとダメすか」
「ダメだね、チンタラしてたら野宿する羽目になるし」
「それだけは勘弁」
とりあえず、今日は休んで明日に備えるかぁ…
これ書くのにスランプ来ちゃって三週間ぐらいかかった
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