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LXXXI 場結氷

「いやです、認めません」

「見ず知らずの者にお嬢様の苗字があるなんて許されません」

「お嬢様、なぜこの者に苗字を与え名も近しいものにしたのですか?」


どうしてこんなに詰め寄られてるんだよ…


数時間前_____

館内:エントランス


はぁ、変に詰め寄られないといいんだけど

『大丈夫大丈夫』

あれ、思念体じゃないのに話せるの?

『魂が繋がってるからね、私がジェノサイド・メシア共和国にいても話せるよ』

ふーん、結構便利なんだね

『興味ないよね?』

まぁね、怒られないかの方が興味あるかな


「お帰りなさい…ん?お嬢様、そちらの方は?」

「あー…お友達?」

「なんで疑問形なんですか…」

「ほら、顔見知りとか、知り合いとか、友達とか、結構違うようで似てるじゃん?」

「まぁそうですけど…で、その方はどうするんですか?」

「住むことになるねぇ…」

「目が泳いでますけど、どうかしました?」

「いやなんでもない」


リエルの了承もなしに言っちゃったけど…まぁ住みたいって言ってたようなもんだし、いいよね

いやまぁでも怒られなさそうだし…


「では他の者も呼んできますね」


…ふぅ、夜月って結構頭切れる方だから困るんだよねぇ…

変なこと言うとすぐ察されそう

にしてもちゃんと黙ってるなんて偉いじゃんリエル

『まぁね、私もここに住めないのは困っちゃうし』

なんか理由でもあるの?

『妹がいる環境で住みたいの、あとリミーと一緒にいれば多少なら力が使えるからね』

なるほど、あ、そういえばリエルが意識をこっち(私の体)に移したら体はどうなるの?

抜け殻(死体)みたいになるんじゃないかなー?』

なるほど、使えそうだね

『怖いよ?』


「お嬢様、呼んでまいりました」

「それじゃ自己紹介よろしく」

「五月雨夜月、メイド長です」

「五月雨夜桜、副メイド長です」

「五月雨白夜、副メイド長です」

「レイチェル・ビブリオテーク、図書館管理人よ」

「トイフェル、司書補佐です!」

「前衛、地下管理担当です」


うちも大所帯になったなぁ

…まぁ増えたの前衛だけなんだけど


「あ、そういえばリーは?」

「眠っておられました、起こすのも忍びないので起こさず来ましたが、起こした方がよかったでしょうか?」

「いや、大丈夫」


まぁ吸血鬼としては正しい時間に寝てるのかな?


「私はリエル・アルミーン、これからよろしくお願いしますね」


そうリエルが言った瞬間、空気が凍りついた

…で、最初に戻ると

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