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LXXI 全王神

 天界


 広くて白い…今行ってるところはどこなの?

『多分ティアマトに会わせてくれるんじゃないかな』

 ティアマトって誰?

 全能神の一個上、一番上の全王神様だよ

 なるほどね、じゃあベリーよりすごい人?神?と


「七代目創造神は神の階級については知っていますか?」

「私はリミーね、階級についてはよく知らない」

「では簡単に説明しましょう」


 お、助かる


「今から会いに行くのが全王神、ティアマト・ユーピテル様」

「ティアマトってバビロニア神話に出てくる神じゃないの?」

「バビロニア神話?」

「メソポタミアの…」

「あぁ、なるほど、」

「で、どうなの?」

「ティアマト様はマルドゥクにやられたティアマト様の名を代わりにつけてもらった元天使なのですよ」


 天使でも神になれるものなの?

『まぁ実際なってるからね、そもそも全王神は前の全王神が認めれば誰でもなれるからね、悪魔でもなれるんじゃない?』

 へぇ、すごいね、周りから反対されそうだけど


「じゃあ全能神って?」

「ルビー様率いるティアマト様直属の神のことですね、私たち世界形成組の長がルビー様と言うだけで他の全能神も普通にいますよ」

「あなたはどこに位置するの?」

「リミーと同じ上級神ですよ」


 上級神って?

『世界形成に必要な神のことだよ、生命神とか、創造神破壊神がいい例だね』

 生命神って誰?破壊神はリーでしょ?

『ヴァレリアだよ』

 そうなんだ…


「あなたの義兄妹にいるクロリスやパイエオンは世界形成組ではないので別の全能神のもと動いているんですよ」

「ルナはどこに位置するの?」

「彼女もクロリスと同じ位置ですね」


 そもそもうちの義兄妹全員神だったのか…知らなかった


「さ、もうそろそろティアマト様のところに着きますよ」

「はーい」

「礼儀正しくしてくださいね」

「ういっす」


『聞く耳くらい持ちなよ』

 めんどい


「ベリー・ユアノールです、七代目創造神を連れて参りました、入ってもよろしいでしょうか?」

「えぇ、大丈夫よ」


 優しい声が室内に響く

 ベリーが扉に手をあて、何かを唱えているがうまく聞き取れない

 わざと聞こえないようにしている…?

 まぁ知られて安易に入られちゃまずいもんな

 重厚感のある扉はゆっくりと開いていき、その様はまさに圧巻そのもの

 これを見れることができない奴らもいると考えるとどうしても笑みを抑えきれなかった

 扉が開いての第一声


「いらっしゃい、七代目創造神桜ヶ丘鬼子もといリミー・アルミーンよ」

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