LXX 天界への行き方
神導王朝アルミーン・カントリー
いよっし、帰ってきたぞ!!
あの地獄から抜け出せただけなのに嬉しすぎる…
「夜月、いる?」
「ここに」
「紅夜もとい前衛です。これからよろしくお願いします」
「同じ従者ならば私たちはもう敵ではありません。ですがお嬢様に手を出すのなら容赦なく殺すのでお気を付けて」
「肝に銘じます」
こっちはひとまず大丈夫かな
リエル?帰ってきた?
『帰りましたよー』
で、どうだった?
『許可は得たよ、リミー一人だけなら大丈夫だって』
夜月たちは連れて来ちゃダメと
『そうだね、じゃあ予定が空いてる日には天界行くよ。今日はとりあえずゆっくり休んでね』
はーい
三日後
ふぅ、ほとんどの仕事は終わったかな?
「夜月、私ちょっと出かけてくるからその間よろしくね」
「お気をつけて行ってらっしゃいませ」
さて、まずどこ行けばいいの?
『亜空間…いっつも悪晩餐を開催してるところに行って』
りょうかーい
亜空間
わざわざここにする意味ってあるの?人に見られない位置なら地下でもなんでもいいんじゃ…
『前にも言ったでしょ?ここは神聖な空間、地下とか穢れた場所だと行きにくいんだよ』
そう言う宗教的なのあんまり気にしたことないんだけど…まぁリエルが言うならそうなのかな?
で、次はどうしたらいい?
『机の上に行って、あとは私に任せて』
七芒星が大事なのか…?それなら机に敷いてるマットが大事なんじゃ…?
『うるさいうるさい、早く乗って』
はいはい、騒がないの
まぁまぁな高さあるせいでちょっと乗りずらい…
「よいしょっ…と」
乗りましたけど、どうしたらいいんですか?
『今から天界への門を開けるから、目閉じてね』
はい、閉じたよ?いやなんで閉じるんだよ
『もう目開けていいよ』
はやっ!?
もっと時間かかるもんだと…
『ほら、目開けて?』
うっ、眩しっ…
って、白ッ!?
『天界にいるみんなは白が好きだからね』
天界
「ようやく来ましたね、七代目創造神」
「えっと…あなたは?」
「私はベリー・ユアノール、全能神であるルビー・ユアノール様の召使です」
ぜん…のう…しん?
って何?ゼウスと同じ感じ?
『神にも階級があるんだよ、全能神は上から二番目だね』
私…っていうかリエルと私は何番目?
『上から三番目、実力なら一番目だね』
一番上の神が一番強いわけじゃないんだ
『なんでも創れる半不死身の神に勝てる生き物がいると思う?』
確かに…
「案内はしますが、大前提として天界と現世では時間の流れが違うので悪しからず」
礼儀正しいけど…私をあまり好いていない?
『そりゃ悪魔であるリヴィアーと仲良くしてる神なんて信用できないでしょ』
あぁ…確かに
まぁあの人についてけばいいってことよね
ワクワク…はしないけどまぁ気になるし、行くか
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