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LXVII 板挟み

 マチタン州:前線


「国は俺たちを見捨てたんだ!!!」

「兵站は仕事してんのか!!」

「誰か!治療器具を!!」


 数多くの嘆き叫び、それに国は答えてくれない

 なぜここまで前線に物資が届かない?

 どうして…?


「本部から連絡!紅夜さん!連絡です!」

「わかった、今行く」


 マチタン州:拠点


 今更なんの用だ…?


『・--・ -・--- --・ -・-- -- -・・・- ・---・ -・-・・ ・-・-- ・- ・-・- ・-・・ -- -・-・ 』


 暗号…解読班は…どこにいった?

 おかしいな、連絡場のすぐ近くにいつも待機しているのに…

 …まぁどうせ、考えても無駄か、俺たちはここで朽ちていくんだ

 ...リヴィアー様、申し訳ありません


 _______________


 フロスティブル山脈


 まさかリミーから、マチタン州関連について連絡が来るとは思わなかったな

 確か夜桜?が傷ついたとかだったよな…

 少なくとも過保護なほうが昔よりはいいかな

 さて、あの鬼小僧は…

 ん?あいつ見たこと…

 …いや、鬼なんて全部一緒か

 でもやっぱり引っかかる…

 あ〜〜〜???


「プランク様、リヴィアー様からお手紙です」

「あらそう、ありがと」


 リヴィアーから手紙?なんだ?

『この写真のやつ見つけたら俺のとこに返してくれ』

 この写真は…あの鬼小僧?

 どこで見たのかと思えばジェノサイドでか

 ってなると…どっちの願いを聞けばいいんだ??

 リミーからはあの小僧を殺すよう言われてる…けどリヴィアーからは生かすように…

 …板挟み状態、逃げ場がない

 生かしておいて、リミーに相談するか


 _______________


 神導王朝アルミーン・カントリー:書斎室


 プランクに依頼したのはいいとして...

 何アルくらい渡せばいいかな...

 依頼料は高くつくだろうな

 まぁ、夜桜傷つけたやつがどうにかなるなら金なんて安いものだよね

 ...私、思った以上に慣れが早い気がする...

 昔生きてた頃の感覚があるから?

 転生してすぐの時も受け入れ早かったよな...

 ...まぁ考えたってしゃーないか

 にしても昔の私はどんな反応してたんだろ、そこら辺も含め記憶取り戻さなきゃな

 プランクを戦争に巻き込まないようにしてたのに結局巻き込んじゃった

 やっぱ菓子折り持ってくか

暗号のところは(一応)モールス信号です、まぁ一癖ありますけど

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