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LXIII 帰宅

ナスタチウム州及びマチタン州国境:フロスティブル山脈


息切れするほど歩くっていつぶり…?

きつすぎ…吐きそう…


「ユウリ、さっさと終わらしてくれ…」

「元はと言えばカルトが休みなく進んでいくから!」

「サラだって止めなかっただろ!」

「体力作りは冒険者の基礎中の基礎、この程度で息切れとは情けない」

「ファカルティさん、そもそもここ最近冒険者が呼ばれる依頼の難易度が上がりすぎなんだと思います」

「ですが…」

「ユウリは金不死鳥に傷をつけた逸材ですよ、ここでなくすのはもったいない」


なんの話だ??

まぁなんでもいいんだけどさ…

とにかくさっさと帰らないとね

はぁ、魔素が残ってるのが悔やまれる…

早く帰って休もっと


「転移場召喚!」


今立ってる場所からほんの少し先に青白い魔法陣ができあがる。二度目だけどやっぱり綺麗

厨二心がくすぐられるわぁ

で、次はライアント諸国に転移用の魔法陣を作って…

よしできた!


「できたからあとはこの上に乗ってね」

「じゃあ俺が先に見に行ってやるよ!」


勇敢だねえ…見習うべき?


「対魔組合の前に出たぞ」

「じゃあ行っても大丈夫だね」

「れっつごー!!」


_______________


ライアント諸国:対魔組合前


うおおおお!!!!!

これたこれたこれた!!!!

アタシって天才過ぎ…?


「やっと帰れた…」

「では今回の試験について採点しますので教室で待っていてください」

「「はーーーい!!!」」

「あ、アレンはちょっと待ってて、すぐ終わるから!」

「わかったって」


_______________


対魔組合:教室


んふふふふ

帰れたの嬉しすぎてにやにやしちゃう…


「キモいぞユウリ」

「はぁ?乙女に対してなんてことを…」

「まぁまぁ…」


でもまぁ確かに変な顔してたし…


「ってか不安じゃねえのかよ」

「なにが?」

「私たち、途中で試験終わったからもしかしたら計測不可でもう一回やりなおしとか…」

「ペリペティア剥奪もあり得るだろ?」


そっか…多分大丈夫でしょって余裕ぶっこいてた…

でもまぁ…いやあの鬼教師ならありえる…?

わざわざ私たちを壊れた遺跡に連れてく人だし…


「試験の採点が終わりました」

「その…合否は…?」

「合格ですよ、予期していない事態でも焦らず冷静に対処できたのは素晴らしいです」


よ、よかったぁ…


「特にユウリさん、あなたはこの土壇場で新しい技能を手に入れた、これは素晴らしいことです」

「やったなユウリ!」

「えっへへ…まぁ私だし?」

「その慢心をなくせるよう頑張ってくださいね」


うっ…痛いとこ突かれた


「ではみなさん、自宅でしっかり療養してくださいね」


あとはアレンと一緒に帰るだけ!

久々にアレンと一緒にいられる!

やっと帰りました

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