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LV 進取果敢

 ついさっき入ってきた三人は入ってきた順に独谷睛(ヒトミ・ドクタニ)颯修(オサム・ハヤテ)多田淳(アツシ・タダ)といい、全員莉美さんの先輩らしい

 青い髪に眼鏡の中性的な睛さん、茶髪に青い目の修さん、緑髪に小柄な淳さん

 個性的だけど仲は良さそう


「取り敢えず事情は理解した。ナスタチウム州は確かに魔王の領土だが、貿易で行ったこともある、大丈夫だ」

「でも魔王なんて…」

「ユウリちゃんは魔王を少し敵視しすぎてる気がするけどね」

「そうだぞユウリ、腹括ってもう行くしかねえだろ」

「あ、焦らなくても大丈夫ですよ…!少しの間ならここで過ごせるので」


 でもお世話になりっぱなしはダメだよね…


「わかった、行く」

「私たちも仕事があるから一緒には行けないけど、途中までなら一緒にいけるからね」


 優しさが沁みる…しょうがない、行きたくないけど行くしかないか

 まぁ案ずるより産むが易し、行ってみなくちゃね

 師匠もきっとナスタチウム州には行ったことあるだろうし、

 師匠と同じ経験ができるならまぁ…悪くはないかな?


 _______________


 …アレン関連の情報がない

 目撃情報すらないし気配感知にもなかなか引っかからない

 こっちの動きでもわかってるような…

 こう言うのはフラグになりやすいか、まぁ優里のこと追いかけてればいずれわかるかな

 うーん、オルヴォワール沈めてからやることないな…

 そういえば今ルルベイア州だっけ?がマチタン州とギスギスしてるんだっけかな

 カメリアは大丈夫だろうか…


「お嬢様、カメリア様から手紙です」

「噂をすればなんとやらってやつか、なんて?」

「「リミーよ!知ってると思うがマチタン州とルルベイア州がバチバチなのだ!こっちに被害はそんなにないけどこのままだとプランクの方に飛び火しそうなのだ!私はその処理で大変だから頼んだのだ!」」


 なるほど、しゃーなし、やるか


「どうされますか?」

「頑張ってプランクの方に飛び火しないように頑張るよ」

「かしこまりました、では一旦業務の方は止めておきますね」

「助かる」


 にしても戦争かぁ、アギシャンとこ以来かな?

 コリアン王国は今もアイリス諸国とゴタゴタがあるみたいだけどそこはいいかな

 プランク、せっかく今民の信用を勝ち取り始めてるのに可哀想…

 戦うのは嫌いだけどプランクとカメリアのため、頑張らなきゃね


 _______________


 火が家々に、血は甲冑に、砂埃が視界を遮る

 どこからともなく聞こえる悲鳴と発砲音

 子供の靴が転がって、誰かわからない遺体が燃えて、配給は前線に届かなくて

 全部、アイツらが悪い

 魔王共め、いずれ必ずこの手で…

根を張って葉を枯らす


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