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V 魔王同士の特訓

R6/7/01・編集

「こちらでお待ちください、すぐ呼んで参ります」


 どんなやつなんだろ、女かな男かな。


『気配感知で見てみたけど、とてつもない魔素量っぽい、多分魔王だよ』

「魔王って何人くらいなの?」

『私が知ってる限りじゃリミー含んで7人だね』


 7人もいるのか、思った以上に多いな、せいぜい3人とかだと思ってた?


「お、本当に起きてたのか」


 赤い髪に黒のメッシュの結い髪、上裸にコート、火っぽい模様のズボンを履いた背の高い男性なはず(女性だとアウトな格好をしてる)


「お客人って言うのは、貴方で合ってるかな」

「あぁ、いかにも、久しぶりだな、何万年ぶりだ?」

「さぁ、どれくらいだろうね」


 駄目だバキバキの筋肉にしか目がいかない。


「申し訳ありませんリヴィアー様、こちらでお話が...」

「おう、わかった、少し待っていてくれ」


 そう言って少し奥の方へ2人が行った。

 なるほど、リヴィアーっていうのね。

 遠くでリヴィアーが驚いた顔をしてる、今知ったのね、しょうがない。


「リミー、本当に記憶がないのか?」


 心配そうな顔で聞いてくるリヴィアー。

 まぁそんな顔にもなるよね、記憶喪失なんて聞いたら私も多分そうなると思う。


「うん、あなたが誰かもよく知らない」

「そうか...じゃあ改めて自己紹介しよう」

「俺はリヴィアー・メシア・マジェスティ、リヴィでいいぞ」

「リヴィね、あんまり覚えてないけどリヴィと私はどんな関係だったの?」


 名前を聞いてもあまり思い出せないから色々聞いておきたい。

 目上の人とかなら怖いし...。


「俺はリミーの師匠みたいなものだ、」

 

 力の差じゃこっちのが強いのに?

『リミーは私の能力使いこなせないからリヴィアーの方が強いようなものだよ』

 なるほど、技術の差か。


「なるほど、強いんだね」

「まぁな、これでも魔王だし」


 やっぱり魔王だった、自分が魔王とはいえまだやっぱ怖い。


「で、リミーよ」

「ん?何かあった?」


 なんだろう、お茶出さなかったのが悪いのかな?怒られたくねぇ...。


「寝過ぎで、鈍ってないよな?」

「ちょっと何言ってるかわかんない」

「よしじゃ、実戦だな?」


 話聞けよクソが!

 まぁでも魔法の実践できなかったからいい...のかな?


「わかったよ、やればいいんだろやれば」

「わかってるじゃあないか」


 不適な笑みにとてつもない恐怖感を覚えながら私とリヴィは庭の方へ向かった。

 

 庭


 マジで嫌だ、私戦ったことないんだけど?

『私がアシストするよ』

 リエル様様だわ、さっすが神。


「よし、じゃあやるぞ。来い」


 取り敢えず避けつつ考えなきゃな...。

 魔力弾っていうのかな?が雨みたいにずっと飛んでくる...殺す気か?

『右から攻撃、足元にも来るよ』

 リエルのおかげでやりやすい、意外と気配感知でわからないこともない。


「おぉ、避けるじゃないか、いいぜ、ちょっと本気出してやる」


 いい加減反撃しないとよな...。

 さてどうしたものか。

『どの攻撃も意味ないから魔法でも封じたらどうかな』

 なるほど、でもどうしたら...。

魔法使用不可区域(アンチマギアゾーン)が創れるけどどうする?』

 ...なにそれ?

『魔法が使えなくなる区域を作るものだよ』

 そんなのもできるのか、頼んだ、完成したら自動発動で!

『おっけー発動しまーす』

 こっちは技能で殴るから大丈夫大丈夫。


「なるほど、魔法使用不可区域か、やるじゃないか」

「まぁ、出来立てだけどね」

「ま、確かに考えとしてはいいな」


 何か悪巧みしてるな?

創造魔法(クレアーレ・マギア)でも使う?』

 それ常時オンにしておいてくれる?

『もちろん』

 それじゃ、なんでもいいから防御できるやつ創って。

絶対(アブソリュートリー)防御(ディフェーザ)でいいかな』

 よくわかんないけどそれでいいよ、お願い。


「だが、俺には意味ないぞ?」


 やばい逃げたい。

 まだなの!?

『今できた!』

 ナイス!


地獄ノ檻(ヘルズジェイル)!」

「絶対防御!」


 ほぼ同時...!頼む!当たるな!


「っちぇ、当たらないか」


 あっっっっっっぶね!?


「びっくりしたぁ...危ないなぁもう」

「まぁいい、鈍ってないのはこれでわかったからな、これで終わりだ」


 よかった...持久戦に持ち込んでよかった...。


「魔法使用禁止区域解除」

「お疲れ様です。お嬢様、リヴィアー様、紅茶の準備ができているのでよければどうぞ」


 おぉ、気が利く、私に似たのね。

 『どこが...』

 なんか言ったか?

 『いえなにも』


「折角だし飲んで帰ろうかな」

「私も飲もっと」


 館内


「おぉ、美味そうだな」

「お褒めに預かり光栄です」

「では、私はここで、何かあれば何なりと」


 うん、うちのメイドは優秀だ、魔王にも怯えない、いいね。


「にしてもあのメイド、男には見えないよな、本当」

「え、そうなの?女だと思ってたんだけど...」

「わかるぞ、俺も一眼見た時は女だと思ってた」


 知らなかったわ...だからトイレ男女どっちもあったのね。

 客人用だとばかり...。


「と、そういえば、他の魔王も知らないんだろ?じゃあ今度悪晩餐(ユーベルバンケット)でも開こうか?」

リヴィアー様との戦い書くの難しかったです

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