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LIII 故郷へ錦を飾る

 弱い…もう少し強いかと思ってたんですけどね


「夜月殿ヨ、今はどう言う状況ダ?」

「冒険者どもを動けなくしました。何か用ですか、餓者よ」

「今はクノッヘンと言ウ。オルヴォワールを沈めろと命を受けた物でナ」


 なるほど、お嬢様が…


「冒険者どもはどうしますか?」

「殺せとは言われていなイ、気になるならお嬢様に精神感応でもすればいいではないカ」


 ⦅お嬢様、冒険者はどうしますか?⦆

 ⦅殺しちゃダメだよ、殺さなきゃ何してもいいよ⦆


「殺してはいけないとのことです。クノッヘン、彼女たちを安全なところへ移してください」

「わかっタ」


 沈めると言ってもどう沈めましょう…

 魔力弾で沈めれますかね?

 …これはクノッヘンの技能に期待ですね。


「移したゾ、どうやって沈めル?」

「クノッヘンは何か技能は持っていますか?」

「生屍以外出せン、夜月殿は時止めだったナ」

「あなたの重量でどうにかなりませんか?」

「骨にそんな重さはなイ」


 となると本当に魔力弾で沈めるしか…


「地属性の魔法なら沈められるんじゃないカ?」

「いいですね、では私がやりましょう。」

「頼んダ」

地雷(オブシディアンボム)!!」


 少しやりすぎたからか砂埃で目が見えない

 オルヴォワールはどうなった…?

 簡単に沈んでくれてるといいのですけど…


「風魔法で少し晴らしましタ。見えますカ」

「はい、見えないことはないです…うーん、もう少しで沈みそうですね、今度は水の中から壊しますか」

「わかりましタ。では我が崩してきましょウ」


 なんで急にクノッヘンは敬語に…?

 まぁ私は人払の結界でも張って安全にクノッヘンに働いてもらいましょう

 ただの人間には何もできませんからね


「お、クノッヘンが動き出しましたね、結界と空を飛ぶので魔素が減ってるのでなるべく早く終わらせてもらいたいのですが…」

「後少しで終わりまス。」

「優秀ですね、頑張ってください」


 突然地ならしが聞こえたかと思えばオルヴォーワルがクノッヘンの手の平?にあり、

 地形は抉れ沈んでいった


「よくやりましたねクノッヘン、では帰ってお嬢様へ報告です」

「…そうですネ、では戻りましょウ」


 哀愁を漂わせたクノッヘンを尻目に私はそそくさと帰っていった。


 _______________


「お、できたんだね、お疲れ様。休んでいいよ」


 二人とも予想以上に早く帰ってきたな…

 まぁそれだけ優秀ってことでしょ

 優里たちはどうするのかな…

 まぁ私が気にしたって益体ないか

クノッヘンは夜月の魔法にビビって敬語になりました

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