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LII 負けを自覚し未来を案ず

「貴方たちが大人しく退くならこちらとしても危害を加えるつもりはありません」

「嫌だね、これができなきゃ冒険者じゃなくなるんだよ」

「そうですか、ではさようなら」


 夜月とかいうこの少女どうかしてる!結界の強度を上げながら魔力弾飛ばしつつ技能を使ってる!

 魔力が少ないとかいいながらこんな芸当できるなら魔王の魔力はどれくらい多いの!?

 多分実力だけならこっちが上だと思うけど技術でめっちゃ負けてる!!


「ねぇ、貴方はなんで魔王に仕えてるの?」

「貴方は逆に命の恩人には仕えないのですか?」

「命の恩人でも魔王は嫌じゃないの?貴方人間でしょ?」

「人間…えぇ、元々は人間でしたね。私はお嬢様に仕えるため人魚(シレーヌ)の肉を食べてるので今はファミリアですけど」


 何それ…人魚って食べるとファミリアになるの?

 怖すぎるんだけど…

 っていうか魔王に仕えるのも理解できないけど人魚を食べるのも理解できない


「話は終わりです。最後に忠告します。ここを退きなさい」

「嫌だね!会心ノ一撃!!」

「時止」


 体が一瞬にして動かなくなる、幸い呼吸はできた

 知らなかった、これって意識はあるんだ。にしてもいいなぁ、時止め。何しても許されるじゃん

 後どれくらい動けないんだろう、一年とかは勘弁して欲しいんだけどな


 _______________


 夜月のやつ、何してるんだ…?

 結界の強度を上げるだけならいいんだけど…

 確かオルヴォワールはレヴェリー国とアズール王国の間だよね…

 しょうがない、髑髏に頼んで沈めてもらうか


「お呼びでしょうカ」

「そう言えば君に名前なかったよね、そうだな…クノッヘンにしよう。行ってこいクノッヘン。オルヴォワールを沈めなさい」

「仰せのまマに」


 オルヴォワールはクノッヘンに頼むとして…

 アレンの動向が掴めないな…

 黒呀に探ってもらうか、そればいっちゃん安全だし

 突き止められても困るしね

 魔王は君臨せずとも統治せずでいいんじゃないの?

 それとも私が他国に首突っ込みすぎなだけ…?

 今度リヴィに他国のことどれくらい突っかかればいいのか聞くしかないな


 _______________


 お嬢様が言っていたのハ此処のはず…

 オルヴォワール…懐かしい名ダ

 我が故郷ヨ、別れの時ダ

 お嬢様ノ命の元()()は滅んでもらう

 夜月殿よ、あまり暴れるなヨ…

クノッヘンはどちらかと言えば男、女でも可

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