L 冒険者試験
もうすでに出た単語(技能と書いてスキルなど)にはルビは振りません
R06/01/24・編集
「星鏡蝶を討伐されたのですね、元々対魔組合でも対応に困っていたので助かりました。こちらが報酬です」
結構な量の金貨銀貨が…
確かこの世界は金貨が1アル100円で銀貨が1アル50円、銅貨が1円だっけ
魔金貨っていうのもあるらしいけど、魔王の統治する領土でしか使えないんだよね…
でもこれで路銀には当分困らないかな
「あ、ユウリさんはこのまま対魔組合の寮に泊まってくださいね、試験がありますから」
うげ…嫌だなぁ…しょうがないか、しばらくアレンとはお別れだな
「それじゃあ行ってくるね、お金はアレンが持ってていいよ」
「そう、頑張ってね」
アレンの頑張ってねが心に染みて、 危うく人前で泣くところだった
よっし、試験頑張るぞ!!
冒険者試験当日
うぅ…憂鬱だぁ
「では今から試験を開始します、説明をいたしますのでよく聞いてください。ルールは簡単、魔物が出てくる遺跡で貴方たちには生き残ってもらいます。」
「今回はどこの遺跡に行くんですか?」
「過去に魔王が滅ぼした国が遺跡となっているのでそこに入ってもらいます、入るのも厳しいので頑張ってください」
入るのも厳しい遺跡に私たちを入れないでよ…
アレンに助けを求めたい…
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「お嬢様、遺跡に何者かが侵入しようとしています」
「遺跡?どこの?」
「お嬢様の記憶がなくなる前滅ぼしたオルヴォワールです。現在は遺跡になっています」
私って国を滅ぼしたのか…
何故…?
『リミーが記憶をなくす原因になったのがオルヴォワールと言っても過言じゃないからね、ちょっと今は話せないけど…』
ふーん…なんか大変なことで記憶を失ったのね
「遺跡に侵入されると何かまずいことでもあるの?」
「魔物が多いことなど上げればキリがありませんが、一番の理由はもうすぐそこは崩れるのです。」
「それまたどうして…」
「もう地図からも消された国ですから、崩れると言うより沈むのです」
「沈む…海に?」
「はい、もう人はいないのですが、人が来るとなると話は変わります、ちょっとの衝撃で沈み崩壊するので、今は結界が張ってあります」
「なるほど、人の立ち入りを禁じないといけないのか、いやむしろ沈ませるか…?」
「一応人避けの結界をもう少し強くしておきます、沈ませるかはお嬢様がご判断なさってください」
さて、どうしようか
沈ませるのが一番安全なんだけどそれだとこっちにも被害が来そうでやだな…
はぁ、めんど
無知蒙昧
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