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XXXIII 休日は来ない

R06/01/24・編集

 あー休日って素晴らしいわぁ

 リヴィのやつは帰ってったし、いいことしかない

 強いて言うなら地下の臭いが服についたのが腹たつ、同じ服しかないけど

 まぁ休日には代償が…いや、いらないよな

 まぁ休日できるならなんでもいいけど


「リミー、きたぞー」

「グルーミーよ私の休日を壊さないでくれ」

「それはすまん、ただ不審者が出てな」

「不審者ぁ?何それ、グルーミーならどうにかできるでしょ」

「いや、かなりの手練れだからな、一応知らせておこうと思って」


 手練れ?最近感じた知らない魔力に関係してるのかな…


「誰かわかる?」

「アレンって名乗ってた、魔法使いでかなり強い」

「アレン…なるほどねぇわかった、気にしておくね」

「リミーに会いたいって言ってたから気をつけろよ」

「はいはい、ってことで帰ってねー」

「部屋かして、寝たい」

「いいよ」


 グルーミーも眠いなか知らせに来たんだな…

 だとしても休日は邪魔しないでほしい

 アレンねぇ…なーんか聞いたことある気がする…

 記憶無くす前の私の関係者?でもならグルーミーが知ってるはずよな

 わっかんねぇ…


「リミー、ひさしぶり」

「ウィアード?どうしたの急に」

「今僕の館で女の子を保護してるんだけどさ」

「珍しいねウィアードが誰か保護するなんて」

「うん、なんかね、お姉さんに会いたいんだって」

「へぇ、なんて子?」

「リーだって、探すの手伝って」

「めんどくさい…」


 そもそも知らん女の子を助ける義理はないし…

 可哀想だけど敵意持たれてたら嫌だし


「手伝ってくれないなら怒るよ」

「別にいいけど…」

「可哀想とか思わないの?ばかばかばか」

「可哀想とは思うけどさぁ…面倒だし」

「ばか、ひとでなし」

「人じゃないんで」


 頬を膨らませたウィアードが足を叩きながら怒ってくる

 小動物が頭突きしてきてるみたいな感じで全くと言っていいほど痛くない

 普段は身体的痛覚無効を無効にしてるから痛みは感じるはずなんだけどなぁ

 てか痛覚無効を無効ってややこしいな…


「ってかなんでそんなに探させたいのさ」

「僕だけだと探索範囲が狭いの、リミーの気配感知すごいからできるでしょ」

「…もしかしてその女の子に愛着でも湧いた?」

「違う」

「好みの女の子だったとか?」

「ちがうってば」

「ごめんごめん」

「で、手伝ってくれるの?」

「…はぁ、わかったよ、めんどくさいけど」

「ありがと」

「じゃ、帰ってねー」

「うん、またね」


 あぁ…せっかくの休日が…

 まぁ見捨てるわけにも行かないよなぁ

 リーとアレンね、おっけ

 明日から探し始めるかな、気配感知魔素バカほど使うし…

ウィアードは恐らく精神年齢10歳くらい

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