XXV 魔坑会議
不死鳥編が終わりました。次からは…何編でしょう
R06/01/22・編集
ライアント諸国:対魔組合
はぁ〜…リエル様…どこにいるんだろう
この頃リエル様を思い続けているが会えないのが苦しい
これが…恋?
あの人はどこにいるんだろう
なんで私を助けてくれたんだろう
もしかしてリエル様も好いてくれてるのかな
尊い…
「ユウリさん?今回の依頼なんですけど…」
「え、あ、はい。なんですか?」
「えっと、薬草取りなんですけど…」
つまんない、リエル様に会いたい…
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神導王朝アルミーン・カントリー
なんか…嫌な感じするなぁ
優里に私が神だと思われてるからかな…
いや神なんだけどさ
寒気するのは冬だからなのかなぁ
最近不死鳥のせいで暑かったしなぁ…
あ、そういやもうすぐ年越しか…
今ってクリスマスくらいなんだろな
また今度みんなでやろっと
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ライアント諸国:魔抗会議室
「ふむ…不死鳥の脅威が去ったのはいいことだ…が」
「相手が魔王なのがよくないですな」
魔抗会議、魔物などへの対応を考える対魔組合の上層部
話しているのは魔坑本部長タルタニ・ジャエルとライアント諸国対魔組合の長ヘイル・トルエ
2人は魔坑会議内部で大きな権力を持っておりこの会議は世界を揺るがす可能性もある会議である
「魔抗本部としてはどうなさるおつもりで?」
「こちらとしては不死鳥の脅威がなくなったことのみ世間に晒すつもりだ」
「ですが誰が討伐したと報告するつもりで?」
「ユウリ・カグラにしましょう。」
「その心は?」
「彼女が一撃を与えたのは事実ですから」
見透かした目をしたタルタニが言う
「それ以外にもあるでしょう、ジャエル」
少し顔を強張らせながらヘイルが言う
見透かされたか、と言いたげな目でため息をつくタルタニ
2人の間にあるのは信頼ではなく軋轢であるのは、この2人を見て入れば一瞬でわかるだろう
「そうですねぇ…彼女のもつ大剣は英雄のものにとてもよく似ていました」
「それが?」
「彼女には英雄になって欲しいのです。私は」
ああそうかいと興醒めした顔をしてヘイルは言う
「そのためならない栄光を作る、と。」
「えぇ、英雄にはそれなりの経歴が必要でしょう?」
「あなたはそうでしたね。勘違いしていました」
「ですが今回の事態で一番大変なことは他にあるでしょう?」
「…魔王に借りを作ってしまったこと、ですかね?」
「これを盾に国を植民地とされればこちらの国は滅ぶでしょうね」
「ですが吸血ノ創造神は人が変わったと聞きます」
「否、それは全て魔王の評価です。信用に足りない」
「ですがならなぜ吸血ノ創造神はこの国を救ったと言うのですか?」
「気まぐれでしょう」
「少なくとも吸血ノ創造神はこの国を気まぐれでも救うほどに人が変わったんですよ!!」
「敵じゃないとでも言いたげですね」
「…どうでしょうね、今回はここで帰りましょう、それでは」
「えぇ、さよなら」
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神導王朝アルミーン・カントリー:館内
なーんか…大変なことが起きる予感…
…領土内だけでも結界張っておくか
はぁ…記憶のこともあるし、めんどくさいなあ
でも別に、思い出したいとは思わないな
2人は・・・のあとお遊びでプリキュアと書き込んだのはここだけの話
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