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XXVIII 黄金吸血鬼<VII>

黄金吸血鬼に進化しました


R06/01/21・編集

 ライアント諸国上空


 なーんかさっきから暑い気がする

 金不死鳥(オル・ポイニクス)を取り込んだ影響か?

 普通に困るんだけどなぁ


『やっぱ取り込むのやめる?』

(いや、それはいい)

『まだ体が慣れてないだけじゃないかな、大丈夫、私もいるし』

(せやね)


 なるほど、慣れてないだけか

 じゃあ大丈夫だな

 さて、優里の様子でも見に行こっかなー

 大丈夫だといいんだけど

 にしても白呀のやつどこに行ったんだろ

 転移魔法で行くか

 てか使えたっけ私

 …まぁ使えるか


 _______________


 転移魔法使用後:アプリコット宮殿


 ここ…かな?

 白呀のやつ遠くまで来すぎじゃない?

 ライアント諸国から宮殿まで遠すぎじゃない?魔素ごっそりなくなったんだけど

 どうかしてるよ


「白呀?いる?」

「あ!お嬢様!ここにいますよ!」

「優里は?」

「こっちです!」

「にしてもよくカメリア許してくれたね」

「はい!カメリア様はお優しいので!」

「そうなのだ!」


 いつの間にいた…いやカメリアの宮殿なんだからいるのは当たり前か

 びっくりするからホントやめて欲しい


「そうだカメリア、人間が来なかった?」

「む、人間か?人間ならこっちにいるぞ!」

「お、助かる」


 ________________


 アプリコット宮殿内部:寝室


「ここなのだ!」

「優里は…お、いた」


 顔色が悪い、呼吸は…下手。喉でも焼いたのか?

 回復(レエフェクティ)魔法(オー・マギア)使って治るかな?


『治るよ、治らなくても治すから』

(ドラマの医師みたいだね、リエル)

『さっさと治さないとだよ。死んだら意味ないんだから』

(はーい)


回復(レエフェクティ)魔法(オー・マギア)

「さすがお嬢様!人間を治すなんて!」

「普通のことだからやめて」

「とりあえず水…あ、じゃなくてぬるま湯お願い」

「わかったのだ!」


 数時間後…


「ん…ん?うぅ…どこ?ここ?」

「あ、起きてる、とりあえずこれでも飲んで落ち着いて」

「え、あ、はい」


 この子、魔王討伐を掲げてるのに魔王のこと何も知らないんだろうな…私見ても戦おうとしないし


「あ、喉痛くない…」

「それは良かった」

「貴方が、助けてくれたの?」

「え、あ、あー…うん、そう…なんじゃないかな?」

「本当…ですか!すみません!ありがとうございます!」


 この誤り癖は日本人だなぁ

 同郷がいるのはやっぱ嬉しいや


「そんなに気にしなくていいよ。無事そうで何より」

「あ…でも帰らないと…」

「送るよ、」

「いいんですか!?」

「うん、構わないよ」

「それじゃ行くよ」

「は、はい!」

「転移魔法使用」

「うわっ!?」


 ___________________


 ライアント諸国


 にしても転移魔法は便利便利


「わあ…こんなことが…」

「普通のことだよ、大丈夫?」

「…すごい」

「ど、どうしたの?」

「神様みたい…すごい!」

「え、あ、うん、ありがとう」

「名前はなんて言うんですか!」


 ここではリミーって言っちゃダメよなぁ

 ごめんリエル!名前借りるね!


「ええっと、リエル…です」

「リエル様…」


 この子ほんとに日本人か…宗教的な思想を持ちすぎじゃないか??


「じゃあ、私帰るから」

「は、はい!!」


 なんだか妙な勘違いをされた気がする…

 まぁ、いっか

魔王を神と勘違いするユウリちゃん…

これからこの2人はどうなっていくのか!

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