II 初めて会ったのは創造神
まだまだ拙いですがどうぞよければ
R6/09/09・編集
...ん?
あれ、死んでない?
ってかここどこ?
暗いし湿気てる...洞窟?とか?
『ここは君がいた世界とは少し違う世界、異世界、って言ったら伝わるかな』
耳に響くってよりは心に浮かぶ感じ、頭の中で考え事してる時に似ている。
「えーっと、どちら様ですか?」
勇気を振り絞って聞く、聞いてるというか、考えてるというか。
『私は...あー、私はリエル・アルミーン、神様って認識で大丈夫』
本気で言ってる?やばくない?私心(頭かも)の中に神様いるの?
『あぁ、鬼子が怖がる必要はないよ、私は君の身体に憑いてる寄生虫とでも思ってくれれば』
神様って想像よりフレンドリーなのね、なんかもっと傲慢なイメージがあったんだけど...。
『失礼だね、まぁ別に言われ慣れてるけど』
「慣れてる?というと?」
『今までの宿主にもそういうこと言う奴はいたからね』
なるほど、この神さんはいろんな人間を転々としてるのね...。
にしても私以外にも取り憑いてたのか、悪魔なんじゃないの?こいつ。
『あ、そうそう、急だけどこれから君にはリミー・アルミーンと名乗ってもらうよ』
ほんとに急だな。
「まぁ、はい、わかりました」
にしてもどんな姿なんだろう、話し方が女っぽいけどこれで男だったら...いや、今はジェンダーレスの時代、男とか女とか関係ないよね!
でも気になるなぁ...顕現?っていうの?とかできないのかな。
『できないってことはないけど、長時間の顕現には器...肉体が必要なの』
「そうなんだ...知らなかった。ってかさりげなくこっちの思考を読むんじゃない」
『これからは思考読むからよろしく、』
まぁそりゃ神なら思考くらい読める...のか?
「というか、結局ここはどこなの?異世界って言われてもまだ状況が掴めないよ」
『うーん...そうだねぇ、まず最初に言うけど、リミー魔王なの』
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