XVI 七魔王時代
R06/01/19・編集
「さっさと来なよ、ノウベル」
「調子に乗るなよアバズレが」
夜桜が戦う前に卓を粉々にしてフィールドを作っていた
結構な力技だがこれが恒例らしい
にしてもアバズレって私のこと言ってたせいで従者3人がキレてる
怖いよ、その殺意のこもった眼
「拘束魔法」
「なんだこの魔法は…クソっ…取れない…!」
拘束魔法、相手を拘束するのに特化した魔法、捕まった相手に何かすると言うような効果はないが離すことは殆どない(らしい)
ちなみにこれは私があったらいいなのノリで使ったので今後使うためにはもう一度作る必要があるそうな
「均等魔法…いや、やっぱやめた」
「にしてもお前こんな弱さで魔王になろうとしてたの?バカじゃないの?」
「こんの…アバズレがぁ!図に乗るなよ!今にでも殺してやる!」
「小物くさいなぁ…私を倒すって息巻いてたのはどうしたのさ」
唯一の懸念点は知らない独自技能だけだが…
「死ねぇ!!喰尽ス獅子!!」
ディヴァ…なんて??
そう思った時何もない空間から三匹の獅子が現れた
なるほど、獅子を操れるのか
「絶対防御、当たらないよ、それ」
「っていうかめんどくさいから殺すね?」
「はぁ!?ふざけるなよ!!わかった!配下に加えてやる!」
「均等魔法」
声を発する間もなくノウベルは10枚下ろしになった
亜空間の壁一面が血まみれになり、近くにいた私にも血飛沫がかかってきており、血は落とすのが面倒だから普通に嫌だった
汚い血を拭きながら壊れた卓を作り直す
夜桜よ、壊しすぎだ
そう言いたい気持ちをグッと堪える、これでも大人なんだ(注:18歳)
「では魔王の地位に変動はないと言うことになります」
「今の魔王のままか、まぁいいんじゃないか?」
「にしても、魔王に呼び名とかないんだな、呼びづらい」
「人間たちが勝手に七魔王時代って呼んでるのは聞きてるぞ!」
「じゃあもうそれ正式名称で」
「では改めて、七魔王時代の皆様を紹介いたします」
「吸血鬼、リミー・アルミーン様」
「悪魔、リヴィアー・メシア・マジェスティ様」
「竜魔神、ロージエイト・カメリア様」
「天使、グルーミー・セレスト様」
「道化、プランク・バーミリオン様」
「人鳥、アギシャン・クラレット様」
「幽霊、ウィアード・エボニー様」
「以上で邪悪ナ宴を終了します、各事御退出ください」
この日、世界の脅威が一人減ったと同時に、世界の革命者が増えたことを、まだリミーは知らない
「お願いね…鬼子ちゃん」
戦闘はかけなかったのでリミーちゃんの強さとノウベルの弱さを見せれるようにしました。
良ければ評価、ブックマークお願いします