XV 魔王候補者
最近寒すぎて手袋つけてるんですけど手袋つけてると書きづらいですね
R06/01/19・編集
邪悪ナ宴…明日か
時の流れは早いな、リヴィと話してたのが昨日のことみたい
一週間前のことだし、そう思っても無理ないか
さて、どうしたものか
新参にはできる限り優しくしてあげたいけど…コリアン王国のこともあるし
なんて悩んでる間に窓の外が東雲色に変わる
吸血鬼だからなのか元からなのかわからないが夜は特に活動的になれる…と思う
私は吸血鬼、朝だし、少しは寝ていいかな
邪悪ナ宴当日・夕方
あれ…?私夕方まで寝てない…?
人間時代の休日を寝て過ごした感覚…
ってか今日邪悪ナ宴あるじゃん!!
…まぁあれ深夜から始まるし、いっか
「おはようございますお嬢様」
「あぁ…白夜、おはよう、そういえばもうすぐ白夜の季節だったね」
「そうなのですか?」
「うん、確かそうだよ、今度見てみる?」
「えぇ、もちろん」
こういう約束するの憧れてたんだよね
いやぁ、楽しみだな
そうだ、少しちゃんとした格好にしようかな
威厳とか、一応あるし
でもなんかめんどくさいなぁ…リヴィが決めてくんないかな
亜空間
いやぁ久々に来たわけじゃ無いけど懐かしいなぁ
待ち時間暇なんだよなぁ
「よっリミー」
「リヴィ、早いね」
「お前たち早いな!!」
「カメリア?いつの間に来てたのさ…」
「はぁ…眠たい、早いね」
「グルーミーは眠そうだね」
「あら、みんな早いのねェ」
「プランクはいつも同じくらいだよね」
「あら、リミーってば服を変えたの?似合っているわ」
「ありがと、アギシャン」
「…集まって何してるの」
「グルーミーに似て眠そうだね、ウィアード」
全員来るの早いな…新参が来るからかな
一応ちゃんとみんな新参も気にしてるんだな…
いい先輩だわ
「なんだ、皆様方いらっしゃっていたんですねぇ」
知らない声、蠍のような尾に片角、あいつが新参か
「皆様お揃いになられたようなので、紹介いたします」
「吸血鬼リミー・アルミーン様」
「悪魔リヴィアー・メシア・マジェスティ様」
「竜ロージエイト・カメリア様」
「天使グルーミー・セレスト様」
「道化プランク・バーミリオン様」
「人鳥アギシャン・クレラット様」
「幽霊ウィアード・エボニー様」
「そして、魔王候補、人面獅子、ノウブル・カニバリー」
あ、様はつけないのね
「私にはなぜ敬称がないのですか?ヨヅキ・サミダレ」
気にするんだ…器ちっせ
「魔王に至っていない貴方につける敬称などありません、敬語だけでも感謝してください」
「チッ…クソ人間が」
「私の従者に何か文句でも?」
本来ならここで失格にしてやりたいんだけど、コリアン王国のことも聞きたいし
「ではノウブル・カニバリー、現魔王の皆様に何か言うことはございますか?」
夜月って肝据わってるよな…すげぇわ、尊敬
「そうですねぇ…私は今の魔王全員より強いのです。今の記憶のない魔王なんて怖くもないですね」
なんだこいつ、頭わるいのか?
(リエル、こいつの技能とかわかる?耐性とか)
『ちょっと時間かかるかな、少し待ってて、わかったら教えるから』
さすが有能、無理なんて言わない、いい事かは知らないけど
「では現魔王の皆様からノウブル・カニバリーへ何かございますか?」
こっちとしてはちょっと舐められてるのは気に触るけど、まぁいいでしょう、私は優しいし
「お前なぁ、少しリミーや俺たちを舐めすぎだぞ?」
リヴィが言ってることはわかるけど…でも謙虚に行こうよ…何されるかわかんないし
「過去の栄光に縋ってるだけでしょう?私には及びませんよ」
とまぁこんな感じで魔王(リミー、グルーミー、ウィアード除く)とノウブル・カニバリーの口論が続いた
正直同じことを繰り返してるだけだったけど…
ずっとこいつら同じ話してる…何そんな過去の栄光に縋ることって悪い?
あぐらをかいて何もしないとかじゃないならよくないか?
「なぁリミー、どう思うよ」
「びっくりした、急に話振ってこないでよ」
「興味がなさそうですね」
「ないよ、過去の栄光とか知らんし、その人が実際にできてるんだからいいんじゃないの?そもそもそんなこと気にするなんて器小さくない?」
「…確かに」
なんだこいつら気づいてなかったのか
「っていうか、私としてはアイリス諸国とコリアン王国のことのが気になるんだけど」
「私もそうね、あなたがコリアン王国と繋がっているのは事実?」
アギシャンからしたら絶対魔王にしたくないよな、そこだけで言えば私もしたくない
「えぇ、事実ですよ?アイリス諸国の王女、アギシャン・クラレット」
「なぜ攻め込ませた?ちゃんとした理由があるんでしょうね?」
アギシャンがキレてる…わかるけど落ち着け
「そうですね…アイリス諸国も私の支配下にあった方が嬉しいかと思いまして」
は?何言ってんのこいつ、キレそう
『おこのとこ悪いけどノウブルの技能がわかったよ』
(助かる!教えて!)
『耐性はほぼなさそう、独自技能と元素魔法くらいしか使えないんじゃないかな』
よっっっっっわ!?
(注:リミーは周りの強さに感覚が麻痺しているのでノウブルは実際強いです)
こんな弱さであんなイキってたの???
「…お前自分の強さ勘違いしすぎだろ…」
「何?自分が強いとでも思っているんですか?」
「いやだって強いし」
「そうですか…では実際に戦って力の差を見せつけてあげましょう!」
戦闘狂しかいないのかこの世界
ノウブル・カニバリーとの戦闘がうまく書けるか不安です。
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