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遅めの朝だから

作者: Soraきた

疲れた感じでキミが帰ってきた

仲直りをした次の日のこと

眠い目こすりながら

いつもより遅い時間で起きたキミに

僕は

毎日あたりまえのような光景であった「弁当作り」を

お願いすることは

とてもできなかった

昨日のケンカの原因は僕にあり

キミにもあり

久しぶりに言いたいことを言い合った僕たちは

ずいぶんと疲れてしまったね

「今日は忙しいから・・」

いつも忙しくして帰ってくるキミのその言葉は

とにかく今日一日は

大変な日なんだろうということだけは

理解できた

僕に何か手伝うことができたなら

一瞬、考えて

そして

キミの表情を見て、すぐにやめた

こんなときでもやっぱりキミは強いな

その表情一つで

僕はキミに

励ましも慰めもいらないと思った

そういうキミに僕は惚れたんだ

あのころの僕は

そんなキミに惚れたんだから

たぶん、帰りは

まちがいなく

キミの方が遅いだろうから

たまには

キミには少しでも休んでもらうように

一汁三菜とまではいかなくても

夕食を見よう見まねで作ってみて

キミを出迎えることにしよう・・


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