第七話星斬り
これこそが私の真の無双!!!
第七話星斬り
「さてと、シルヴァさんあなたは元々ギルドとしてもある程度の評価ががありました。
なので、特別にⅮランクからのスタートです。」
「ディ、Ⅾランクだって!?」
冒険者ランクはSSS、SS、S、A、B、C、D、E、F、Gとあり下からそこで4番目のスタート、これは大きなアドバンテージとなる。
日本の会社などで言うなら入社して最初から部長クラスから始められるといったらわかるだろうか。
そんな、幸運が回ってくるなんて。
俺のチートって幸運チートだったのか?
このぐらいから始められるとある程度注目も集めることができる注目されて大きいことが達成できるとすぐに周りに広められる、だから俺は賞賛されるつまりみんながこいつSUGEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEと言ってくれやすくなるわけだ。
それに、薬草採取などは俺はあまり知識がなくすることが難しいがⅮランクなら魔物討伐がメインなのでやりやすい。
ただ・・・・
「いきなりそんな高ランクから始めると冒険者たちの反発もすごいんじゃないんですか?」
そう、俺としては目立ちたいが俺クラスのやつがゴロゴロいる可能性もあるわけだし、変に上げて冒険者たちから冷たい目で見られるのは心が痛む。
「ああ、それに関しては・・・」
ギルド嬢の話は長かったので要約すると。
ある時から魔物の発生量が増えてほかの人たちが大量に魔物を討伐しなければならなくなったそうその関係で討伐した人たちのランクが爆上がりほぼ全員がBランク、Aランクが数人なってDランクぐらいじゃ何も言わなかったそう。
それは、よかったけどこいつSUGEEEEEEEEEEEEEがすぐできないのが残念だ。
「さて、何から受けようか」
Dランクの依頼はオーク討伐をはじめとしスモールグリフォン討伐レッサーワイバーン討伐など討伐系の依頼が多い。
取り敢えず肩慣らし、というかスキルの性能確認に・・これにしよう。
「これを、受けます。」
「え!?この依頼難易度高くて、しかも依頼をいくつも同時に受けるなんて。大丈夫ですか失敗したら違約金も発生するんですよ?今ならやめられます、もう少し量減らしたらどうですか?」
「いいえ、これで大丈夫です」
きっぱりと言い放つと受付嬢はしぶしぶ許可してくれた。
~魔天の森~
この森はかなり高い濃度の魔素でおおわれているため強力な魔物が発生しやすい。
まあ、まだランクDだからそこまで深いところまではいかないけどな。
グオオオオオオオオオオオオオおオオオオオオオオオオオオオ
お、来た来た。俺が受けた依頼それは・・・。
レッサーファイアドラゴン討伐30体以上というものだ。
「さて、早速だが死んでもらうぞ」
放つのは前世から修練を重ねて作り上げた俺のできる最強の技、前世では理論は確立させていたものの肉体が技を打てるような体ではなかったため完成させることはできなかった技がいくつかある。
それは、極弦の天技という名で記憶の奥底にしまっていた。
しかし、異世界転生で肉体が数十倍強靭になった今ならば放てる!!
《天魔裂空断》
ザンッッッッッッッッッッッッッッ!!!!
放った軌跡の後ろにある星を真っ二つに切り裂いてようやくその斬撃は止まる。
《天魔裂空断》 強弓を極限まで張ったように体を張りその遠心力と身体の重さを十全に活かしまたその衝撃を切るだけでなく放つ一瞬だけ力を抜き再度力を入れることで衝撃波を発生、対集団戦用に編み出した究極の奥義だ。
「はあ、はあ、やっと異世界でやってみたいことの一つを達成したぞ」
息をするのも厳しいいや精神で生きているため実際は息は必要ないがまだそれに慣れていない唯夜は息を切らしてしまった。
そう、息を切らしてしまったのだ。
これだけの数の下位とは言えドラゴンを殺して周りを荒らしたのだ彼らの主、この土地の支配者が黙っているはずもない。
目覚めてしまったのだ巨大な力を持つ支配者が。
ファイアドラゴンロード。憤怒と暴虐の化身が・・・
更なる無双が彼を待つ。