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車の免許証では駄目でしたのでギルドカードを手にいれました

「サギリさん、この辺りにはあまり詳しくないみたいですが、どこから来たんですか?」

「ん?俺か?まぁここよりとても遠い場所から...かな?」


「遠い場所ですか...そちらには冒険者ギルドはないのですか?」

「ん~、無いなぁ、似たようで似てない“旅人”って職業はあるけど」

「そうなんですね……あっ、見えてきました! あの大きな石の門がある場所がトルマリン王国です!」


二人の目の前に、虹のように十一色に輝く巨大な石の門が現れた。


「なんだあれ……神秘的すぎるだろ...」

「あれはこの王国で一番の名物、【ホープの門】です!ちなみに削って盗もうなんて思わないでくださいね?一番の重罪になりますからね。」


(ホープの門にトルマリンって、これ、絶対俺と同じ世界の人が建国に関わってただろ...)


「検問をしてますから、この列に並びましょう」




「次の方、どうぞ。身分証を提示してください」


ベルシュは懐から鋼色のプレート状カードを取り出し、門番に提示する。


「はい、これでお願いします」


(身分証か……ダメもとで運転免許証でも出してみるか)


「ほい、これでいいっすか?」

「む?なんだこれは?君、ふざけてないで冒険者カードでも提示しなさい」

「え?僕の国ではこれでいけますよ?そちらこそふざけてないで通して下さいよぉ...ね??」


「おい。お前たちこのあほを捕えてどこかの道端にでも捨てて来い」


衛兵がじりじり近づく中、ベルシュが間に割って入った。


「すみません、この人つい最近旅でこの辺に来たばかりで、魔物に襲われて荷物を失くしたみたいなんです。その中に身分証もあって……。僕が保証人になって、今から冒険者ギルドで再発行してもらう予定なんですよ...ね?」

「……あ、ああ、そうだった。あの時はテンパってて、ついうっかり。てへへ」

「なら、最初からそうと言いなさい。次またふざけたことをしたら本当にとっ捕まえて縄で縛って森に投げ捨てるからな?」


「あはは...すいません...」

「とりあえず身分証が無いなら通行量がかかる。500クラウン支払なさい」

「ベルシュ頼んだ!!」


「はぁ、しがない冒険者から500クラウンも取るなんて、またいつか返してくださいよ」

「えぇ〜、助けて猪まで譲ったじゃん、いいじゃないの~」

「それは、町の案内と泊まる場所の提供で手をうったじゃないですか。あれはあれ、これはこれですよ?」


ベルシュは渋々お金を払い、無事門をくぐった。


「感謝してくださいよ?もうすぐで道端に捨てられるとこだったんですから」

「いやいや、それでも魔物に襲われてってそれベルシュのことじゃん」

「仕方ないじゃないですかとっさに浮かんだのがあれしかなかったんですから。僕だって自分で言いながらものすごく恥ずかしかったんですからね...」


「なんか、一瞬で立場逆転した感じじゃん...」

「いやいや、それでも僕は命を助けてもらいましたから全然そんなことないですよ」

「なら、お金のほ――」

「それは、駄目です!!」


そんなやりとりをしながら歩くと、正面に大きな建物が見えてきた。


「こちらが冒険者ギルドです」

「おお……大きな。昔見たアニメみたいだ」

「あにめ?たびびとが集まる場所ですか?」

「ん?いやいやこっちの話だから気にしなくていいよ」


二人はギルドに入った。


「もう、夜ですから人は全然いないですね。僕はあちらでクエストの達成報告をしてきますので、サギリさんはすぐそこの受付で冒険者登録をしてください」


(俺もささっと登録するか)


「あのぉ、冒険者登録をお願いしたいんですが」

「はい、こちらの書類に必要事項をご記入ください」


受付の綺麗な女性から手渡されたのは、何が書いてあるかまったく分からない文字の書類。


(ふぁ!?まったく読めんのだか日本語で書いてもいいのかなぁ...でもまた免許証の二の舞になりそうだし……とりあえずベルシュに助けてもらうか...?いや、スキル作った方が何かと便利か)


サギリはテーブル席に座り、新しいスキルを作成した。




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富士狭霧


スキル

・エディッタ

  あらゆる物のステータス可視化、ステータス・スキル・状態の編集が可能 

  このスキルは編集不可能

・シンクガイド

  設定した目的へと案内してくれる

・ローネリア語

  ローネリア世界での標準語

・ローネリア書体(NEW)

  ローネリア世界での文字を理解する

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スキルを追加したことで、目の前の書類が読めるようになった。


「えーっと名前と年齢か。あとは冒険者になった際に負ったけが等の保証はできないやクエストの失敗での違約金などの説明とかか、なるほどね」


記入を終えて書類を提出する。


「はい、確認しました。ではこちらの機械に手を置いてください」


受付嬢が機械を取り出し、サギリが手を置くと淡く光り、カードが排出された。


「こちらが冒険者ギルドのギルドカードになります。ランクはSSS・SS・S・AA・A・B・C・D・E・Fとなっています。最初はFランクからです。明日からクエストを受けられますので、Aランク以上を目指して頑張ってくださいね!」

「これで晴れて俺も冒険者か!ワクワクするな!!」


ギルドカードを手に、興奮した足取りでベルシュの元へ向かった。


一回間違えて書いている最中にすべて消してしまったので同じ内容を2度も書くはめに。。。

気を付けないと。。。

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