剣士の手ほどきは凄いです
騒がしい食事を終えた狭霧は帰ろうとしたが、結局ガレスに捕まり、再び訓練所へと連れて来られた。
(やっぱり、逃がしてくれないかぁ...)
「さっきも言ったが、フジは体がまだ追いついていなかった。で、剣を握り始めてどれくらいだ?」
そう言いながら、訓練所の脇に置いてある木剣を二本取り、狭霧に片方を手渡した。
「剣を握ったのは最近だ。あの剣術は…握ってから気づいた(...ことにしよう)」
「なに?!生まれつきの力か?なぜ腕が飛ばん?どこかの剣豪の生まれ変わりかおめぇ?」
(どんだけ、腕が飛ぶか気にするんだ)
「まぁ、いい。生まれつきかぁ…キツイな。おめぇ、その剣技を使うときに感覚的なものはあるか?意識することや腕の動かし方とか」
「いや、全くないな。やろうと思えば勝手に体が動くから分からない」
(うーん、勝手に体がいい感じに動くからなぁ。強いて言えば、こうしたいと思えば概ねその通りに動いてくれることくらいかな。居合をしようと思えば、物凄い速度で相手に詰め寄る【瞬切】が出たりとか…)
「やっぱりかぁ。生まれつきの力は皆そうだが、感覚で使うものだ。で、今【剣術】のスキルは持ってるか?」
「いや、【剣技】のスキルだけだ」
「持ってねぇのか?なら、まずは教えてやるよ」
その後、数時間にわたり、狭霧はガレスから基本的な剣の持ち方、振り方、体重移動や構えを教わった。
「とまぁ、こんなもんよ。どうだ、理解したか?」
「すごいな…剣一本でもこんなに意識することがあるんだな。ずっと感覚だけでやってきたから不思議な感じだ」
「まぁ、本来はそれを毎回継続して己の型に昇華して完成させるのが剣術なんだが、それよりも今のおめぇのスキルを確認してみろよ。増えてるはずだぜ?」
「増えてる?」
疑問に思いながら、自分のスキル画面を確認する。
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富士狭霧
スキル
・エディッタ
・シンクガイド
・ローネリア語
・ローネリア書体
・次元収納
・空間認識阻害
・思念操作
・武神:剣術
・真剣創生
・剣術(NEW)
剣での上達速度アップ
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(おお?!ふ、増えてる?!)
次回もよろしくお願いします




