魔人ってすごい
「おいおい、魔人が2体もいたのかよ。俺も会いたかったなぁ」
「しかし、魔人が二体も…報告にあったオーク型の魔人に関しては情報がないのか。もう一体の角の魔人については、見た目以外の情報はあるのか?」
ローズは資料に、狭霧から聞いた情報を書き込んでいった。
「俺が戦った魔人だが、そもそもあれはあの場にいた男がスキルで召喚した魔物だった。召喚には成功したようだが、使役には失敗していたみたいだ。そもそも、召喚術って自分以上の力を持つ者を呼び出すことは可能なのか?」
「いや、召喚スキルはそもそも契約した者を呼び出すものだから、契約していない者を呼ぶのは不可能なはず…あ、そういえば前に本で読んだことがあったような…ああ、思い出した。ちょうどお城の書庫に、変な古い本が一冊あってね。気になって読んでみたけど、内容があまりにもふざけていたから、最初の数ページで読むのをやめちゃったんだ。あの本のタイトル、なんだったかな…」
ローズは思い出そうと、会議室内を歩き始めた。
(そもそも、魔人っていろんな種族がいるのか?オークだったり、悪魔みたいなのだったり…)
「ガレスさん、魔人と魔物は何が違う?」
「ん?違いか?そんなのほとんど変わらねぇぞ、見た目はな。ただ一つ違うのは能力だ。魔人ってのは、なぜかは分からんが人の言葉を理解する。そして、多様なスキルを使ってくる奴らを総称して魔人と呼ぶ。スキルに関しては、俺ら人間もいろんなスキルを使うから何とも言えねぇがな、とりあえず魔人と呼ぶ大きな定義は、人語を理解し会話できるかってところだ。まぁ、この通りならゴブリンの魔人ってのもいるかもしれねぇな」
(なるほど。話せればいいのか…ちょっと気になることができてしまったな…)
「あぁ、思い出せないからちょっとお城に行って探してくる」
そう言うと、ローズは会議室を後にした。
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