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悪魔戦

悪魔アガーレスは再び魔法陣を展開し、その体を包む黒いオーラが激しく蠢く。禍々しい気配が空気を震わせる。


「ンフフフ...先程の剣技、実に素晴らしかった。私も最初から半分の力で相手してあげましょう」


狭霧は剣を構え、冷静に見据える。


「全力を出さなくていいのか?後悔するぞ...」

「ちっぽけな下等種族に全力などバカバカしい...ンフッフッフッフ」


狭霧が放った斬撃は、悪魔にまとわりついた闇のオーラに掻き消された。


「無駄ですよ。この【闇纏い】は一定のダメージは無効にしますからね」


狭霧は一歩前に出る。


「そんな呑気に説明してて大丈夫か?二の義・瞬切」


狭霧の刃が一瞬で悪魔の目の前に現れる。


「...法..喰..」


悪魔が呟くと同時に、刃が何者かに噛み切られたかのように砕け散った。


「ンフフフ...無駄ですよ」


砕け散った刃は光の粒子となり、消えていく。


(うへぇ、何だ今の?直接攻撃は避けたほうがよさそうだな...)


考えあぐねる間に、悪魔が動き出す。


「次は私から行きますよ? 闇刃(シャドウカッター)...」


無数の黒い刃が襲いかかる。


(ちょ、やば、真剣創生ッ!!)


狭霧は素早く新たな刀を生み出し、飛んでくる闇刃を見事に捌ききった。


「次行きますよ? 闇分身(シャドウゴースト)


悪魔を包んでいたオーラが二つに分かれ、2体の悪魔が生まれた。


(分身はズルいよぉ...ん?【エディット】)


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名前:シャドウゴースト


編集

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(やっぱり!編集できるってことは消せるはず!)


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名前:


完了 戻る

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思念操作で“完了”を念じると、二体の分身は一瞬で灰となって消えた。


「一体何が...?」


悪魔が一瞬困惑した隙に、狭霧は悪魔本体にもエディットを使用する。



----------------------------------------------------------

名前:アガーレス


レベル:121/150


HP:24800/24800

MP:3115/3485

力:1351()

防御:4210()

速さ:123()

知性:1830()

器用さ:1300()

運:31


状態:健康 闇纏い


スキル

・暗黒魔法

  闇魔法より上位の魔法を扱うことが可能

・召喚術:魔界獣

  魔界獣との契約・召喚が可能

・詠唱強化

  魔法を詠唱することで威力を上げる

・デーモンロード

  使用者により効果が変わる


編集

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(めちゃくちゃ強いんだが...でもまぁ闇纏い消せば一撃で倒せるかな...?)


「次の一手で終わらせるぞ」

「ンフフフ...ではこちらも、終わりにしましょうか」


悪魔は呪文を唱え始める。


「天より墜ちるは奈落の玉 月より隠れし暗黒の玉 汝 我に服従せよ デーモンロード」


アガーレスの前に、太陽のような巨大な黒炎玉が現れ、狭霧に向かって動き出した。


同時に狭霧も動く。


「空間認識阻害」で自身の姿を隠し、距離を詰める。


(よし、この距離なら【瞬切】が届く!やるか!)


エディッタで黒炎玉を消去。


「また、私の魔法が消えた...? あの剣士はどこに?」

「闇纏い消去完了...二の義・瞬切ッ!」


狭霧の不可視の一撃がアガーレスを貫き、体は上半身と下半身に真っ二つに割れた。


「ガハッ?!な、何だ...何が?」


空間認識阻害を解除し、倒れたアガーレスに近づこうとした瞬間、圧倒的な闇のオーラが溢れ出し、悪魔を包み込む。


「ハァハァ、まさかこの私を地に着けるとは...この侮辱許さん...」


そう言い残し、闇の影の中へと消えていった。


(あ?えっ?逃げられた?シンクガイド発動、アガーレス)


[ERROR 現在の目標はこの地に存在しません]


(あぁ、やっちゃたなぁ...怒られるかな?怒られるよなぁ...)


その時、魔物の死骸を辿ってきたローズが現れた。


「お!いたいた!噂の剣士さんか。さっきまでバタバタ聞こえてたけど、あそこの魔物と戦ってたのかい?」


ローズが指さした先には、首をはねられたベヘモスの死体があった。


(あながち間違いではないけど...)


「あぁ、そうだが?」


返事をすると、ローズは近寄り耳元で囁く。


「あんたなんだろ?何カッコつけちゃってるの」

「?!やっぱりわかっちゃいました?」

「そもそも、変装するって言ってじゃないか、それよりこっちはあんたが斬ったであろう魔物のお掃除屋みたいになっているのだけど?」

「で、でも全部倒しましたし、多少はね?」

「あんたも手伝うんだよ、それとあそこの逃げ出そうとしている男性は?」

「ん?あ!あれは今回の犯人ですよ!」


(悪魔が消えたから鎖も消えたのか...)


逃げ出そうとする男性を即座に取り押さえ、ローズは持っていたロープでぐるぐる巻きにした。


「で?この人が今回のスタンピードの犯人か、ん?君どこかで見たような...?」


ローズがそう言うと、男性は顔を背ける。


「あんたにも早く()()聞きたいし後のことは騎士団やら魔術師達に任せてお城に一度戻りましょうか」


(はぁ、この後は彼と一緒に俺も質問攻めかぁ...)


夕暮れの街へ、狭霧はとぼとぼと歩きながら戻っていった。

次回もよろしくお願いします

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