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「なろう」の流行に乗り遅れました。

作者: 川上桃園

たぶん誰も読まないだろうなあと思いながらも若干の希望は捨てきれない。

これも「なろう」あるあるだと思います。

私が「なろう」をはじめて一年少し経ったでしょうか。

途中の長いインターバル(投稿サボり)を終えて、最近また復活した今日このごろです。


その間に「乙女ゲーム」なるものにどっぷりとはまり込み、その目線で「なろう」のランキングとか見ていると、「乙女ゲーム転生モノ」なるものが多いのが目に付きます。


二、三作品ほど読んでみました。確かに面白い。

きっと西洋的世界観に現代日本人思考を気軽に持ってこられることが魅力。


現代での「普通」を異世界に入れる理由として、もっとも矛盾しないなあと感心します。最初に思いついたのは誰ですかね。わかる方、ご教授願います。


「悪役令嬢」なるモノも多いですね。なぜ流行るんですかね、誰か教えてください。



私も実は以前、乙女ゲートリップモノを書いていました。キャラもほとんど固めず、見切り発車で。

なんかですね……アーサー王やらドン・ジョバンニとか出てきたやつなんですよね。黒歴史です。なぜせめて全部原作読まなかった? 


これまた途中で息苦しくなってやめました。ブクマしてくださった方々、申し訳ないです。



流行ってあるなあ、と感じます。ネット小説自体、ひとつの流行ですし、ボカロ小説というものも流行りましたね。


私自身は流行に乗れない人間です。「なろう」内でもガチの文学モノを書いてみたり、アガサ・クリスティーチックなミステリーなども書いちゃってたりするわけです。


私は物書きになりたい人間です。ワナビってやつですね。もう何年も書いていますが、なかなか目が出ないのが実情です。頑張ってる!と自分でいきがってみても、人気が出ないものは出ないです。


実際のところ、「なろう」でデビューのきっかけを掴むのは私には向いていないんじゃないか、と思うわけですね。出版社に投稿しても、現段階では梨の(つぶて)ではありますが。


やっぱり書いている以上、誰かの応援が欲しいわけで。それがブクマやポイント評価、感想のどれでも嬉しいものは嬉しいですよね。それが物書きの「栄養補給」です。


たぶん今の私には「栄養補給」が足りないのだと思います。こうやってエッセイに吐き出す辺り、わりときています。


誰かに認めて欲しい、褒めて欲しい。多くの人がそんな思いを持っているように、私にだって欲求はあります。


わりと「なろう」はじめて初期のころ、ありがたいことにブクマが数百件ついた作品がありました。


それは青天の霹靂のようなもので、ぞくぞくと伸びていくアクセス数がひたすらに怖かったです。

今でもなんであんなに伸びたのかわかりません。別に何かの陰謀ではないとは思いますが。


そして後。その作品もなんとか完結させることができました。

とりあえず終わらせたかったんです。あの作品は、人物の作り込みも甘かったし、その先の展開も何も考えていなかったので。自分の拙さがひたすら目について、恥ずかしい作品です。


今メインに投稿している連載は二つあります。


一つは小難しめのファンタジー。原型は「鏡の国のアリス」です。

どこかの出版社に送ろうかとも考えたのですが、自分でも面白いと思えなくてやめました。

たぶん数日中に投稿しおわるので、叱咤激励してくださる方を募集しております(ドMではありません)。


もう一つは美少女好き筋肉フェチ伯爵令嬢の波乱万丈の学院生活を描いたものです。

どちらかと言えばこちらが本命でした。

一度真剣にネット小説を書こうと思ったんです。でもアクセス数は伸びませんでした。

開こうという人が少なかったんですね。

私としては面白いと思って書いていましたが、どうやら世間とは全然違うそうです。


「面白い」ってなんなのでしょうね?


以前別の方のエッセイにも書かれていましたが、人気が出るかどうかは最初の三話ぐらいで決まるそうです。この二つ目の連載はもう四話目です。それに従うならば芽が出なかったということでしょう。


そう考えると、なんだか虚しさを感じました。

自分の中で流行を咀嚼しながら、楽しくお話を書いていこうとしたのにどうして。


名も知らない同じ「なろう」住民に期待しすぎていたのでしょうか。

私が大きく望みすぎたから、こんな無力感におそわれたのでしょうか。

どちらともわかりません。


ブクマ・ポイント評価・感想は一ついただけるだけでもとてもありがたいものです。

それがたくさんもらえたとしたら、人気が出たとしたら、どんなに素晴らしいことだろうとも考えます。


今は夢想するだけですが、たぶんどんな形であれ、私は創作を続けていくとは思います。

たとえ一度は離れてしまっても、戻ってきます。なんとなーく、ですけれど。


あまり人気に固執してもいけないものだとも頭ではわかってはいますけれどね。

あまり流行に流されすぎないということも。

でも気になるじゃないか、やっぱり。うん。


なのでこれからも適度に「なろう」から自立しつつ、のんびりと投稿していき……していけたらいいなあ、と思っております。そのうち、日に当たる作品もでてきたらいいですね。出版だってしたい。


あとは感想です。あれって本当に大切だなと感じます。ものによっては一喜一憂するけれど、それだけ作品に対して関心を持ってくれていることの証ですから。


以前はほとんど「書き専」だった私ですが、最近になってようやく「読む」方にも注意するようになったので、自分でも感想付けしていきたいですね。


自分が感想を付けてもらった分、どこかでそれを返す。これ大事。

「なろう」活性化にもつながりますし。


ここまで書いているうちにちょっと気分が上向きになってきました。

また頑張ろう。

お付き合いくださった方々、どうもありがとうございました!



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― 新着の感想 ―
[一言] 短編を読んだだけです。 流行を取り入れる(咀嚼する)間に、流行が終わってしまった、または、テーマが溢れて(はしりから旬に以降して)目新しさに負けてしまうのでしょうか。 作者自らが「自分で…
[一言] 凄く共感する内容でしたm(_ _)m エッセイは、たまにタイトルに惹かれて読むのですが、クリティカルヒットしました……orz 感想欄を拝見させて頂いて、さらに共感が深まったというか、一言で…
[一言] 我慢できなくなり、レビューやら評価すらしちゃいました(笑) 本当に何度読んでも、ウンウン。って頷いてしまう内容ですね。
2016/01/06 21:48 退会済み
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