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「大丈夫か?……」
関邦は道に倒れている龍に優しく声をかけた。
「ええぇ…… だ、大丈夫です!
助けてもらって、ありがとうございました!」
道に倒れていた龍は慌てて、馬上の関邦に
お礼を言った。
「ここは人が忙しなく往来する道だ!
くれぐれも気をつけるんだぞ!……」
関邦はそう言うとその場を颯爽と立ち去った。
しばらく、立ち去っていく関邦を見惚れていた
龍だったが
『そうだ! あの子は?……』
龍は自分が庇った少年のことを思い出し、
辺りを見廻したがその少年の姿は
何処にもなかった。
『あれ? あの子は?……』
自分が助けた少年のことが気になったが
『そ、そうだ!……』
孔遊らに託された手紙のことを思い出し、
「す、すみません~!」
龍は慌てて、関邦のあとを追いかけた。
全速力で走った龍はやっと、関邦に追いついた。
龍は孔遊らから託された手紙を関邦に見せると
「あの~…… 北の砦にいる孔遊という人に
劉儀という人にこの手紙を届けるように
言われているのですが…… 劉儀という人が
何処にいるか知っていますか?……
知っているなら、教えて欲しいのですが……」
関邦に劉儀の居場所を聞いた。
関邦は一瞬、龍のことを怪しい目で見ていたが
孔遊の名前を聞いて、
「劉儀殿の所なら、今から行くところだから
一緒に来るか?……」
龍に一緒に来るかを聞いた。
龍炎国の都・焔火に来て、やっと劉儀という人の
居場所を知る人に出会い、龍は
「はい!」
と返事をし、関邦と共に劉義のもとに
向かうことにした。




