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 6

 突然、目の前に立ち塞がった龍に驚いた

 馬車の馬は雄叫びをあげ、その場に立ち止まった。

 突然、馬車が止まったことに荷台に残っていた

 太った中年の男【可奢かしゃ】が窓から

 顔を出し、


 「何をしている! わしは急いでいるのだ。

 さっさと(馬車を)出さぬか!」


 車掌を怒鳴り付けた。

 それでも馬車を出さないことに怒った可奢は


 「出せていったら、出せ!…… 出さないと

 お前をクビするぞ!」


 再び、車掌を怒鳴り付けた。

 困り果てた車掌が馬車を出そうとしたが車掌が

 どんなに鞭を打っても馬車の馬はびくとも

 動かなかった。

 痺れを切らした可奢が荷台から出てくると

 自分の馬車の前に黒馬に乗り、大きな長刀を持った

 男【関邦かんぽう】が部下の者らと共に

 立っていた。


 関邦は持っている長刀を今まで威張り散らしていた

 可奢に向けると


 「何処に急いでいるんだ? ここは人々が往来する

 道だぞ!…… ここのルールは知っているな!」


 可奢に迫った。


 関邦はもとは黒竜党の武将だったが劉儀との

 一騎打ちに負け、囚われの身になったのだか、

 劉儀の計らいにより、龍炎国の都で何かと忙しい

 劉儀に代わり、龍炎国の都の警備をしているのだった。


 関邦が現れたことで街が騒ぎになり始めたことに


 『これはまずいぞ!……』


 可奢は焦ると


 「さあ、とっとと行くぞ!……」


 慌てて、逃げるようにその場から立ち去った。

 可奢が立ち去ったことを確認すると


 「大丈夫だったか?……」


 関邦は部下の者にその場の処理を任せて、

 立ち去ろうとしたが道に倒れている龍のことを気遣った。


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