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第一章 出会いの最初は公園に

高校に入って半年周りの人に恵まれてはいるけどどうもどこかにぽっかりと穴が開いたような日々を過ごしている

この穴を塞ぐためには何が足りないんだ…?やっぱり恋で穴を塞ぐしかないのかなんてことをバイト帰りに考えていると

視界にふと人が移る夜の10時くらいのことだったしそこは滅多に人が通らない公園だったことから少し気になって近付いてみた

俯いていてまるで生気を失ったような姿をしている男だった

少し気になってみたので話しかけてみようと思い話しかける

もちろん恐怖心もあったけどそれを少しだけ好奇心が上回っただけのことだった

「どうかされましたか?」

彼に返事はない

「あのー」ともう一度声をかけてみると

『あ、え、はい?ごめんなさい少しぼーっとしてて何も聞いてなかったです』とのこと

さっきの言葉を繰り返し問う

『あはは、家族とちょっとだけ喧嘩して家飛び出して来ただけです』と笑う彼の顔の底には少し悲しみの表情が見えた

「そうだったんですね、ここの公園に人がいるの珍しいなって思って少し話しかけて見ちゃいました」

そう言うと彼の表情は少し気が抜けてこんなことを言い出した

『良かったら少しだけ話聞いてもらってもいいですか?』

私はいきなりのことにぽかんとした表情を浮かべる

彼は慌てた様子で『すいません、こんなこといきなり言っても迷惑ですよね…』と謝ってきた

私はここのところ楽しい事も特に無かったから少しだけ話を聞こうかなと思い

「いいですよ」と彼に言う

彼の話はとても短く感じたけれど

いざ時計を見つめてみると1時間ほど経っていた

彼の話し方が上手いのか彼の話に興味を持っているかなんてわからなかった

ただ一つわかったのは彼は私と全く真逆の世界にいたと言う事だけだった

彼は貧しく家庭環境も劣悪らしく

家族の喧嘩の声に耐えられなくなった彼は今日家を飛び出したらしい

彼に少し同情した私は

「何かあったらすぐに連絡して」

と言い連絡先を渡して帰った

この気持ちに恋愛感情などは入っていなかったと思う


多分、、、、、、

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