表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
それなりに怖い話。  作者: 只野誠


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

227/679

4:44

 男が朝早く目を覚ます。

 窓の隙間から、明かりが漏れてきている。

 もう朝には違いないが、男は寝足りない。


 だが、妙に眠れない。

 男が時計を確認すると、デジタル時計の表示は四時四十四分だった。


 男はなんとなくだが、嫌な時間に目が覚めてしまった物だと、二度寝しようとする。

 だが、眠くはあるのだが、妙に目が覚めていて寝れない。

 なにか、こう、そわそわしてしまう。

 じっとしてられない。


 男は仕方なく身を起こす。

 そして、とりあえずトイレに行く。

 用を足し、寝室に戻りベッドに腰かける。


 やはり寝れる気はしない。

 男は早起きは三文の徳と自分に言い聞かせて、起きることを決意する。

 とはいえ、その日は寝不足気味で過ごすことになる。


 次の日もだ。

 その次の日もだ。

 男は四時四十四分に目を覚ます。


 流石に三日も続くと男も不振に思うし、怖くなる。

 何かあるのでは、と、男も思ってしまう。


 そして、とうとう四日目の四時四十四分だ。

 男はベッドの上で人知れずに息絶えていた。


 死因は心臓発作とのことだが、それは本当だろうか?








4:44【完】

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ