表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

師走

作者: 武田道子
掲載日:2023/12/23

師走




朦朧とした霜月

長い夜に飲み込まれ

うとうとの微睡みながら

真夜中の静けさを破って

十二月があっという間に

暗闇で扉を開く



一日一日削られていく日に

長い間気を失っていたかのように

記憶に残らなかった日々が

逃げていく魚の群れのように

散らばってしまって

もう網で救うこともできない



宇宙時間の一瞬は地球の百年という

駆け足で過ぎていく十二月

振り向いてもそこには影さえも捉えることができない

永遠の宇宙の中に存在する一瞬という長さ

いまを生きているという一瞬の中の一瞬

未練なく真っ直ぐに

一瞬に身を投げ出す

師走とともに


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ