【52話】氷◾️足
◾️◾️氷歌視点◾️◾️
【ミーナ】
「・・・それで私のうちに逃げて来たの?」
机に伏せる私を怪訝そうに睨んでくる
【氷歌】
「・・・ミーナは私の足を見てどう思ってた?」
【ミーナ】
「細くて長くて色白の足を見せびらかして、さぞかし自信があるんでしょうね~って思ってたわ」
私の言葉に嫌味に嫌味を重ねたように返してきた
・・・やっぱり、同性から見るとそう感じるのだろうか?
【氷歌】
「・・・別にそんなつもりじゃない」
【ミーナ】
「でも自信があるのは間違いないでしょ?」
・・・まぁ、それはそうだけど
【氷歌】
「・・・はぁ・・・色んな人に色々言われて疲れてきた」
【ミーナ】
「あらあら~、まだ鷹くんに付いて3日目なのにもう弱音~?情けないわね~」
ため息混じりな私の言葉を笑い飛ばし
【ミーナ】
「なんなら、鷹くんとの契約は止めて私と契約する?」
突拍子もない提案をされた
【氷歌】
「・・・なんで、貴女と契約しなきゃいけないのよ?」
【ミーナ】
「鷹くんに使えるよりは楽だと思うわよ~、それに、ルルーカで一番の錬金術師に使えるって言うのも悪くないでしょ?人に自慢できるわよ~?」
・・・まぁ、確かにミーナに使えるのもそれなりに名誉な事なのかもしれないけど
【氷歌】
「・・・遠慮するわ・・・貴女に使えると何されるか分からないし」
・・・ミーナに使えるのは鷹様に使えると別の体力を使いそうだ
・・・身の危険を感じる
【氷歌】
「それに・・・私から逃げる事は絶対にありえない」
【ミーナ】
「ふ~ん、じゃあ~もし、鷹くんがクビにするって言ったら考えてくれるの?」
が、更に詰め寄るように訪ねて来る
【氷歌】
「・・・なに?貴女そんなに私と契約したいの?」
【ミーナ】
「・・・その顔はムカつくけど・・・氷歌みたいな技能者ならアリかなって思うわ」
思わずにやけた私に引きつった笑顔で返してきた
【氷歌】
「まぁー、もしそうなったら仕方ないから考えてあげるわ!」
そんなミーナの言葉に更に高飛車な笑い声で返してあげた
【ミーナ】
「・・・なんだろ、この敗北感」
そんな私の姿にため息混じりに呟いている
【ミーナ】
「あ、そう言えば~私も美羽ちゃんに挨拶しに行きたいからそろそろ出かけるわよ」
【氷歌】
「・・・なんでわざわざ挨拶する必要があるの?」
【ミーナ】
「美羽ちゃんが住んでる地域でしか取れない珍しい鉱石をわざわざ届けてくれたのよ、だから、お礼を言いにね」
そう言って手早く準備をし、早々に部屋を出ようとしている
【ミーナ】
「氷歌はどうする?お留守番してる?」
・・・ミーナがいないならここにいても仕方ないわね
【氷歌】
「・・・私も戻るわ」
少し重たく感じる足を動かし、ミーナと共に家を出た




