表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
48/77

【47話】青◾️結婚したい子


◾️◾️鷹視点◾️◾️

挿絵(By みてみん)



ダイニングに入ると空腹を思い出させるような香りが部屋に満ちていた


【氷歌】

「だいぶを遅くなりましたが昼食がまだでしたので、用意させておきました」


俺の後に続いて部屋に入ってきた氷歌が笑顔で報告してきた

・・・本当なら、向こうの国で食べる予定だったんだよな

・・・すっかり忘れてたな


【鷹】

「そう言えば、食ってなかったね~」


軽く言葉を返しながら食事の用意されたいつもの席に座った

そんな俺の向かいの席には

俺の食事の倍の量はあるであろう料理が用意されている


【氷歌】

「今日の予定なのですが、色々と変更となりました」


報告するような言葉を発しながら氷歌は何食わぬ顔で大盛りの食事が準備された向かいに座った


・・・おそらく、この量が技能者からしたら普通なのだろう

・・・初日が普通の量だったのは遠慮があったんだろうな


【鷹】

「本当なら今頃は支援してるはずだしね~時間空いちゃったけど、なんか入ったの?」


食の量には特に触れず、食事を始めながら氷歌の言葉に返した


【氷歌】

「はい、仕事ではないのですが、美羽様がルルーカへといらっしゃるとの事なので少し時間を空けるようにと」


【鷹】

「へ~、美羽が来るんだ?なんで急に?」


美羽が来るのは久しぶりだが、珍しい事じゃない

でも、普通なら前もって訪問を伝えるはずなんだけどな


【氷歌】

「近くで公務があり、そのついでに訪問をとのお考えのようですが・・・おそらく、昨日の・・・ウワサというか・・・騒ぎが美羽様の元に届き、ご心配されて、わざわざいらっしゃるのではと」


少し言いにくそうに報告してきた


・・・まぁ、それはあるかもね

・・・美羽自身は俺と技能者がどうこうなんて噂は気にしないだろうけど

・・・親を含め周囲は穏やかじゃないだろう


【鷹】

「美羽も大変だね~、そんなどうでもいい事で遠出させられて~」


【氷歌】

「・・・まだお会いした事もないのに、ご迷惑をおかけして申し訳ないです」


笑いながら言葉を返したが、申し訳なさそうに視線を下げている


【鷹】

「まぁ、迷惑なのは間違いないだろうね~」


そんな氷歌に更に笑いながら言葉を返した

各地に設置された移動魔法陣を使ってもかなりの時間がかかるだろうしな

まぁ、美羽が来るだけなら休みみたいなものか


【鷹】

「何時くらいに来るの?」


【氷歌】

「18時を予定されているようです」


・・・訪問には相応しくない時間だな

・・・無理やり時間を作って来るって感じで、来てもすぐに帰るだろうな

・・・本当、大変だねアイツも


【鷹】

「んじゃ~ちょっとは時間が空くな、飯食ったら俺は出かけるから、お前も好きにしてていいよ~」


【氷歌】

「どちらに行かれるのですか?」


【鷹】

「待ち合わせ場所」


【氷歌】

「・・・・・・・・」


俺の言葉に何かを考えるように視線を下げた


【鷹】

「ん~?なんか問題でもあるの?」


急に態度が変わった氷歌に少し首をかげて尋ねた


【氷歌】

「・・・・・・あの、待ち合わせとは何処でされているのですか?」


【鷹】

「森の中だよ、今日の朝、お前も付いて来ただろ?」


何故か言いにくそうに返してきた氷歌の言葉に更に首をかしげた


【氷歌】

「・・・・・・・・」


そんな俺の言葉に再び何かを考えるように表情を曇らせ


【氷歌】

「・・・あの!鷹様は誰と待ち合わせをされているのですか!?」


意を決したように言葉を続けた


【鷹】

「ん~・・・女の子だけど?」


突然、興奮気味に声をあげた氷歌に少し戸惑いながらも苦笑いで返した


【氷歌】

「・・・やはりっ!・・・女性なのですねっ!!」


俺の言葉に思い悩むように深く目を閉じている

・・・コイツは一体なにに興奮しているのだろう?


【氷歌】

「・・・どのようなご関係なのでしょう?」


真剣な表情で、何故か小声になり訪ねてきた


【鷹】

「え~っと・・・友達だけど?」


前のめりになるように尋ねて来る氷歌に少し引きながらも質問に答えた


【氷歌】

「・・・え?・・・友達なんですか?」


俺の言葉に驚いた様に首をかしげた


【鷹】

「あ~・・・でも、俺はその子と結婚しようと思ってるから、今は友達って感じかな~?」


そんな氷歌に自分の考えで返した

・・・まぁ・・・結婚してくれればだけど


【氷歌】

「・・・・・・っえ!?」


俺の言葉に少し遅れながら引いたように驚きの声を上げ


【氷歌】

「で、ですがっ!・・・鷹様には美羽様が!!」


慌てたように返してきた


【鷹】

「それは周囲が勝手に言ってるだけだって~、俺と美羽にはそんな気ないから」


下らない問いかけにあしらうように手を振りながら返した

・・・実際、美羽の親があれこれ言っているだけだしね


【氷歌】

「・・・・・・・・・」


そんな俺の言葉に思い悩むように深く目を閉じ


【氷歌】

「・・・その女性は、どのような方なのでしょうか?」


身を乗り出し、真剣な表情で訪ねてきた

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ