【27話】氷◾️婚約者
【ミーナ】
「実験に付き合ってくれたお礼に色々教えてあげたでしょ~」
【氷歌】
「・・・そう言えば、鷹様についてなにか教えてくれるんでしょ?」
仕切り直すようにミーナに尋ねた
・・・もう、薬の事は忘れましょう
・・・失敗したみたいだし
【ミーナ】
「そうそう!思い出したのよ!」
私の言葉に今も思い出したように声をあげた
【ミーナ】
「鷹くんと親しい人いないかって聞いたでしょ?昨日は思い当たらなかったけど~考えたら1人いたの!」
・・・もしかして、あの男達のことだろうか?
【氷歌】
「・・・誰?」
少し期待をしながら尋ねた
【ミーナ】
「美羽ちゃん!」
が、その名前は私が期待したのとは大きく違った
・・・私は森で会った男に関しての情報がほしいだけ
【氷歌】
「・・・そう」
なので、ため息混じりに返した
【ミーナ】
「なによそれ~!せっかく教えて来てあげたのに」
明らかに興味のない私に不満そうに返してくる
【氷歌】
「・・・その人はどういう人なの?」
特に興味はないが、折角なので聞いてあげる事にした
【ミーナ】
「いいのかしら~そんな態度をとって」
そんな私をからかうように言葉を返し
【ミーナ】
「美羽ちゃんはね~ルルーカと同じ光都市のお姫様よ、しかも、鷹くんの婚約者!」
【氷歌】
「・・・うそ?」
初めて聞かされた事実に思わず驚いた
【氷歌】
「鷹様って婚約者がいるの?」
【ミーナ】
「まぁ、家が勝手に決めた婚約で本人たちはそんな気ないみたいだし、一応、婚約者って感じみたいよ」
・・・政略結婚みたいな感じだろうか?
【ミーナ】
「でも、鷹くんが一番心を開いているのは間違いなく美羽ちゃんだと思うわ」
・・・美羽様か
・・・覚えておいた方が良さそうね
【氷歌】
「ありがとう、意外と役に立ちそうだわ」
思ったより良い情報に素直に褒めてあげた
・・・よく考えれば鷹様のご身分なら婚約者が居て当然といえば当然だし、早めに知れて本当によかった
・・・失礼のないようにしないと




