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絶叫鬼ご  作者: 猫又の三玖
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引きずり込まれた世界

「みなさん,こんにちは。わたくしの事は、博士とお呼びください。なお、わたくしは、肉体がない、つまり、機械ですのでご注意ください。それでは始めると致しましょう。」本当に肉体のない、聞いたことのない声の、機械がしゃっべった。

「何を?」誰かが聞いた。

「鬼ごっこでございます。」そう博士が言うと、紙切れが配られた。

「一緒に、鬼かそうでないかの紙もお付けしましたので、見てください。」

私はそれを見た。

3時間、2体の鬼から逃げ続ける。

参加者は、南向サウス、北狩ノウス、西崎ウェスト、東イースト、雨宮レイン、美津島茜、晴蔵サニーの7人です。

逃げる人が全員捕まったら、皆死に、二度と戻ってこない。

逃げる人は誰が鬼かがわからない。

私は、南向サウス。

よ、よくわかんないけど、まぁやってみるか!

「皆さん!」この声で誰かがうめいた。

「自己紹介をしましょう。」たぶん、茜さんだ。

「私は、美津島茜です。みんなゲームは初めてですよね?」みんなうなずいた。私もその1人だった。

「私は、雨宮レインです。こっちは、晴倉サニー。どうぞ宜しく!」

私が自己紹介をしようとしたところで、

「私は、東イーストでございます。こちらは、西崎ウェスト、北狩ノウス、そして、南向サウスでございます。私たちは、遠縁の親戚ですが、そちらもですか?」

「はい!!、そうですよ!!!」人一倍元気そうなサニーが答えた。

「では、はじめますよ。3,2,1GO!鬼は30秒後放出されます。」と博士が言ったとたん、私は逃げ出した。

私は逃げ始めてすぐ、博士に1つ聞いた。

「ねぇ博士、1つ聞きたいことがあるんだけど。」

「何でございましょうか。」

「こうやって博士を呼び出している間に、鬼は私たちを捕まえることが出来る?」私が聞いた。

「いいえ、不可能です。」

「じゃぁいいよ。」私が言うと、博士はまた、静かにした。

遠くで、ノウスの悲鳴がしたような気がした。私は急いで悲鳴のしたほうへ行った。

「大丈夫?ノウスさん。」私がノウスの目を見ると、少し泣き目になっているような気がした。

「別に大丈夫よ。私、最近怖がりになったの。そういえば、久しぶりにあったね。」

「そうですね。」といったら、ノウスは逃げ始めたので、私も逃げ始めた。みんな大丈夫だ、と思ったのもつかの間、レインがつかまった。そのときのレインの悲鳴は、すごかった。

この博士のアナウンスを聞いた、サニーのショックさが彼女が鬼じゃなかったら、なんとなくわかる。

ちょうど2時間後、みんなホテルのロビーに集まった。私たちは、ホテルで鬼ごっこをしているからだ。

イーストが叫んだ。

「1人足りません!」

そこに足りなかった人を探すのに、たくさんの時間を使った。

「ただいまつかまった人が発見されました。つかまったのは、」

「美津島茜様です」初めてあったので、悲壮感はなかった。

「うそ。」サニーがぽとっと言った。

「まぁ逃げ続けよう。勝てば戻ってくるんだから。」サニーが言ったら、みんなスルリといってしまったので私も逃げ始めた。

「はぁ、はぁ」息が切れても逃げ続けた。

こうして、3時間がたった。

「勝利したのは、」

「逃走者です!!」博士がそういったら、クラッカーからよく出てくるリボンなどが、ばら撒かれた。

こうして、茜とレインが戻ってきた。

これで終わった、このゲームは。

「また招待しますね。」

「おっと、鬼はサニーさんとイーストさんでした。」

「嘘!?」レインが叫んだ。

「ホントだよ!!ねっ、は・か・せ?」

「はい」

この言葉でこのゲームは終わった。私たちは解放されたのだ!!


ある日の放課後

「やぁ、南向サウス君、北狩ノウス君。」見知らぬ人が声をかけてきたが、ノウスは毅然としていた。

「あなたは誰ですか?」ノウスが言った。

「私は、あの博士の使い手の、公爵だ。感想を聞くとにしていてね。」

「あのゲームのですか?」私が言い返した。

「そうだよ。」

「楽しかったわけがないじゃない!!」私たち2人の声が重なった。

「残念だね。」公爵はそういった。私たちが言い返そうとしたところで、彼はスッとどこかへ消えていた。

「もうあんなゲームやりたくないわ!!」私が言った。

「そうよ!そのと~り!!」

「また招待しようではないか。」公爵の声だけが聞こえた。

「やっぱり、私が審判を勤めようか。」どこにいるのかわからない、もしかしたら、隣に座って、ラブラブみたいになっているのかもしれない。そう思うと少しいやな気持ちになった。

「まぁそうしてほしいですね。」私が言い返そうとしたところで、ノウスが私の言葉を拾った、ように感じた。夏の暑い日が終わったすぐ後に起きた、絶叫鬼ごっこであった。

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