人物紹介(※ネタバレ有り)
この項では作品全体に登場する人物を勢力ごとに記載しています。
ネタバレを含みますのでご注意ください。
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■■ヘラス都市連合■■
●テオドロス
大陸歴一〇一五年生まれ。二七歳。
パラス市の将軍。まだ若いが戦場で武勲を重ね勇名を上げる。
謎の多い“魔導の兵器”を用いて戦いに変化をもたらす。
父は有力政治家だったが、政争に巻き込まれ過酷な幼少期を送った。
●リリス
大陸歴一〇二二年生まれ。二〇歳。
パラス市を中心に個人で金融業を行う女。
テオドロスに接近し業務提携しながらその行く先を見守る。
●ヨギ
テオドロスに協力する謎多き人物。
“魔導の兵器”の開発と製造を担う。
●ガトー
テオドロスの配下の将校。個人的な護衛も兼ねてよく付き従う。
ヘラス人ではなく元は奴隷兵士であったが、テオドロスによって奴隷身分から解放された。
●カリクレス
テオドロスの参謀。陰気な男だが傭兵隊の運営から作戦立案まで補佐する。
●クインタス
テオドロスの配下の将校。傭兵隊の歩兵部隊を指揮する。
元はヘラス西部レマ市の軍人だったが評価されず、テオドロスの招聘に応じてパラス市に移った。
●マルコス
テオドロスの配下の将校。傭兵隊の騎兵部隊を指揮する。
ヘラス地方北部で異民族を組み込んだ騎兵隊を組織した。だが周囲と問題を起こし出奔した後、テオドロスの配下となってパラス市に移った。
●ヨギ
テオドロスの下で働く謎の老人。魔導の兵器の考案者。
●サンダー
パラス市の将軍。一族は海商上がり、あるいは海賊上がりとも言われる。
●マヌエル
パラス市の執政官の一人。理知的で冷静な穏健派。
●クレオン
パラス市の執政官の一人。温和だがよく政略を巡らす人物。
●タナシス
パラス市の将軍。長い軍歴を誇るが“灰色の将軍”と呼ばれ目覚ましい軍功に乏しい。
●アリストン
ラケディ市の王で軍事指導者。
戦闘国家として恐れられるラケディ兵を率いる猛将。
●フィンダロス
チベ市の将軍。連合軍の総司令官となる。
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■■アリアナ帝国■■
●クシャ
大陸歴一〇一八年生まれ。二四歳。
帝国の国家魔術師。大王であるダリウスとは魔術院時代に親交を結ぶ。
土属性しか扱えない特異な人物だが、一つの属性を修練し続け高い技術を持つ。
ダリウスによって辺境から呼び戻され、国家の難局に向き合うこととなる。
●ダリウス
大陸歴一〇一八年生まれ。二四歳。
アリアナ帝国の大王。クシャとは親友の間柄。
王室の血を引くが傍流であったため家格は低いが、大王の急逝に伴い玉座に据えられる。
長らく実権は無かったが、政治を牛耳る大貴族たちを排除して親政を開始する。
●ナヴィド
大陸歴一〇一五年生まれ。二七歳。
仮面の宦官。ヘラス人だが大王の側近となり、諜報機関を操って帝国内を監視している。
●アシュカーン
大陸歴九七八年生まれ。六四歳。
アリアナ帝国の大将軍。長年戦場で過ごしてきた老将。
だが王室と貴族たちの争いの中で微妙な立ち位置に甘んじてきた。
ダリウスには武術や軍学の手ほどきをした師でもあり、篤い信頼を得ている。
高齢だが壮健にして大胆。
●マフターブ
大陸歴一〇二〇年生まれ。二二歳。
アリアナ帝国の女将軍。クルハ州の騎馬部隊を率いて戦う女傑。
地方貴族の生まれだが、母親が戦闘部族の血を引いていたとされ、特徴的な風貌と人並み外れた膂力を持っている。
●ククル
クシャがゼフリムの街で見つけた少女。素性は分からないが魔術に対して異常なまでの素養を持つ。
●ファルジン
帝国の魔術師。クシャやダリウスと共に魔術院で学んだ友人。現在は魔術院で講師を務める。
●ファルザード
大陸歴一〇一八年生まれ。二四歳。
アリアナ帝国の実権を握る大貴族の若き当主。
レミタス市を巡る戦いでテオドロスに敗北した後、目まぐるしい変転を辿ることになる。
●イラジ、モラード、バフラーム
アシュカーン配下の将軍たち。
●ダヴド
帝国白海艦隊の提督。
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