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この世界ってどうなっているの?

 これは本当のお話かもしれないけど、そうじゃないかも。だってただのお話だから。

「書いてみて。」っていうアッシュからアドバイス。


ほら、場所はあの辺り。関を超えてしばらく行ったところにある町。近所には大きなホームセンターがあったわね。その裏の坂を上がっていった所にある歯科医院で起こったこと。猪熊歯科医院。建物の中には大きなぬいぐるみがドーンと飾ってある。このぬいぐるみ、確か何処かのテーマパークで売っていたはず。見覚えがある。みんながよく知っているテーマパーク。きっとみんなも見たことがあると思う。



弁護人様

依頼者  林 泪

依頼内容 医療過誤


2019年3月19日 医療法人○○会 猪熊歯科医院 

○○県○○市○田西4丁目251番地


 歯科医師 猪熊 彦矢氏(○○歯科大学卒)による医療過誤により

前歯 上 左2番目を破折させられました。 

 その損害賠償 慰謝料 治療にかかった費用 交通費 弁護士費用 その他考えられる限りの費用をすべて加害者に賠償させたく存じます。

 また、暴言を吐かれとことにより心理的虐待を受け、パワーハラスメントも受けました。

よって、その分の賠償もさせたく存じます。

 今回、治した歯も、一生ものではない為、再度治療が必要になった場合は、それにかかる費用全てと、それにかかる交通費などの諸経費、慰謝料を全て賠償するものとする旨を書面にて署名捺印と共に提出させてください。


 2020年6月22日にとりあえずの治療が終了いたしました。しかし、まだ当分の間、3か月ごとの経過観察が必要です。

 もう一生 前場で物が噛めない、前歯を使えない、今やっと終わったかに見える治療も一生ものではなく、また今日にでもダメになるのか、何年もつのか、危うい状態です。その場合はインプラントか何か他の治療になります。

 

 この期間に味わった「どうなってしまうのだろう?」という怖れ、恐怖、不安。

インプラントになってしまったらという怖れ。電動ドリルであごの骨を削られインプラントを埋め込まれる。インプラントは異物だからと私の体はそれを押し出そうとする。その地獄の治療での恐怖、痛み、絶望感。

 時間もお金もかかって痛い思い、嫌な思いをする。そんなネガティブな事をするために出向いていく労力。波動が下がって上がらない。


 初診時に猪熊医師から「まずは、歯は命に係わる病気じゃないってこと!!」と言われました。まさか!この人、本当にそう思っているの? 私の耳がおかしいの? もしもーし 今なんて言いました? 耳を疑っちゃう。この人、医師のくせに(医師じゃなくても誰でも知っている)人間の体が食べたものでできているって知らないのだろうか? 歯を折られて食べることができなければ死んじゃうし、事実 体重が5㎏以上減った。だって、本当に食べられなかったから。

 この人「他人の歯なんて、何ていうことはない。患者の歯なんてどうでもいい。」って態度で歯科医をやっている。本当に歯科医の資格あります? この人の出身大学、どんなことを教えているのだろう? 歯科医は机上の勉強だけ出来れば良いってことじゃない。でも、国家試験にパスをして資格を得れば誰でも歯科医になれちゃうんだ。それってちょっと違くない? 歯科医は、誰でもいいって訳にはいかなくない? こんなズレていて、エゴイスティックで、何も分かっていない人が他人の人生に関わっていいはずがない。他人の歯に触っていいはずがない。


 歯だけではなく、それに付随して精神的にもおかしくなり、引きこもって1年以上外に出られなくなった。これからもそれは続くかもしれません。精神的トラウマ、ストレス、人間に対する不信感、歯科医に対する恐怖感、医療行為に対する恐怖感。


 ほとんどの治療が終了した今でも、「前歯で物を嚙まないでね。」と言われています。

ナイフとフォークを使わないと物が食べられない。友人などに誘われても食事ができないので全て断っている。人間関係の喪失。かじるものが全て食べられないのでみんなと一緒に買い食いもできない。お出かけも楽しめないので行かれない。生活レベルがとても低下した。 



                    治療の流れ


2019年2月25日

 初診で 猪熊歯科医院を訪れる

 歯と口腔内のチェックと 奥歯の治療をする


2019年3月19日 猪熊歯科医院

(この日が医療過誤にあった日)


 前歯の差し歯が外れたため、それをはめてもらいに行く。

差し歯も、ただ外れただけで、壊れてもいなかったため「このまま、またはめてください。」と依頼をする。しかし、そのままボンドで付けるだけでよいものを、なぜなのか? 何処をどう削ったのか? 必要もないのに、私の差し歯を削ってしまいました。今のままでちゃんとバランスが取れていたものを、削ったことで差し込みの長さが変わってしまい、はめようとしても型が変わってしまったピースがピタッとはまるはずもなく、どうやっても合わない、どうやっても、はまらないものだから、力ずくで私の歯茎の中に押し込む。そして力ずくで押し込んで、歯茎の中に残っている私の歯を折ってしまった。


・まともな歯科医なら、差し歯をはめる前に、差し歯が外れたその中の歯の状態を見ると思うのだが、何のチェックもしなかった。(目視はしたといっていた)

・「助手が何も言わなかったので大丈夫だ(チェックしなくても)と言っていた。

・歯の奥、中の方などマイクロスコープを使ってみなければ見えるはずもなく、歯科医の仕事がミクロ単位、マクロ単位のデリケートな仕事だとわかっていない。

・「歯が長いようだからわざわざ少し削ってやったのに、何かおかしかった? つけてと言われたからつけただけでしょ、言われた通りにやっただけなのに何が悪いの?」といわれた。

(だったら削るなんて余計なことはするな。)

・削った差し歯がピッタっとうまくはまるのかどうか、ボンドで付けてしまう前に、普通だったら仮にはめてみて様子を見るものだが、そんなこともせずに、いきなりボンドで止めようとした。そして、うまくはまらなかったものだから力ずくで押し込んだ。


 歯科医本人も、自分が、何かはやらかしたんだろうな! とは感じたようで必死にごまかそうとしていた。そして、「痛い」というと、凄い声を荒げて怒鳴られた。私が被害者なのに。


 私が「痛い、何かおかしい。」(その時は何が起きたのかわからなかったけど)と訴えると。「何か悪いことをしましたか? わざと意地悪するわけないでしょう? 治療の後だからちょっと痛いだけだから、しばらく様子を見て。もうボンドで付けちゃったんだから、すぐには取れないよ、歯が折れると困るから。(今、折れましたけど。)痛くても我慢して。あんたの歯並びが悪いからダメなんだし、自分のせいだよね。(しかも患者に向かって、あんた? おまえ? 呼ばわり) 歯のクリーニングをしてから、マウスピースをはめて、何か月か矯正をしてから、痛みがまだとれていなかったら、それから治療だから。今は何もやれることはない。通ってまだ2回でしょ。2回診たくらいじゃわからない。何の責任も持てない。おかしいのは、ここに通う前に行っていたところの先生のせいだから。まったく、ここに来る前に何軒か他の歯医者に行ったことがあるでしょう? その先生の所に行けば。誰だかわからないけどその先生がヤブなんじゃないの。その先生に言って。」と言われた。


(責任を持てないのに、患者の歯を削ったり、治療はするのか? この人、何のために歯科医をやっているのだろう? 歯科医どころか、なんで人間をやっているんだろう?

この人、生きている意味あるの? 歯科医としての自覚があるのだろうか? 都合のいい時だけ歯科医になって、あとは知―らないって事?)


 私は「今、痛いんだから。」と言っているのに。これから何か月も痛みを我慢して過ごせってこと? 


「わたしは、あんたがどうして痛いのかわからないから、とにかく様子を見て。気のせいなんじゃないの? 言いがかりかけられても、困りますから。」だって。


 そこにいた誰もが「何か起こったんだろうな。」とわかっていたと思うが誰も助けてくれなかった。そりゃあそうである。そっち側の人たちだから、一緒になって、何も無かったふりをするはず。もし、万が一「あっ!」って思ったとしても、あんな院長に逆らえるわけがない。後でなんて言われて責められるやら。でも、歯科医院なんて他に沢山あって、いくらでも働く所があるにもかかわらず、ここで働いているのだから、この歯科衛生士さんたちや助手さんにはここが合っているということ。猪熊さんと同類だということだ。類は友を呼ぶ。私についていた助手の人は、どうして良いのかわからずおろおろしていたが。


 すると、また猪熊さんがこちらにやって来て、他の歯医者に行かれては困ると思ったのか、急に態度を変えて「大丈夫だから、私に全て任せてくれたら悪いようにはしないから。ね、分かったよね。次の予約をちゃんとしてから帰ってね。」と何事もなかったように帰された。


 数日間ずっと歯が痛かった。歯茎もすごく腫れている。膿も出てくる。その後もずっとしくしくうずいていた。目の奥が痛い。頭痛がする。吐き気、気持ちが悪い。首が痛くて左側を向けない。肩こりがする。

 していた予約も、怖いからキャンセルをして行かなかった。

 でも、これからどうしたらいいのだろう? 違う歯医者さんを探さなくちゃいけないけど、どこが信用できるのかわからない。そもそも、今までちゃんとした歯科医に巡り合ったことがない。どうやって探せばよいのだろう。何も、誰も信用できない。お先真っ暗だ。でも何とかするしかない。





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