表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

8/84

大人の事情でもっと路線変更したアニメ

「お~は~よぉ~☆ お~き~てぇ~♪(野太い声)」


 鳥頭の巨人が町を蹂躙する。


「な、なんてデカさだ……」


 その大きさは埼玉古墳群を優に越えていた。


『ザ……ザ……少年、聞こえるか? こちら先生。奴に対抗するにはこの町の地下で秘密裏に開発された巨大ロボ、"バクスイジャー"の力が必要だ』


「先生ッ!? バクスイジャー?!」


『近くに公衆電話があるだろう? それがバクスイジャーのコックピットに繋がる直通エレベータになっている。急いでくれ、少年』


 先生の指示に従い電話ボックスに入ると、僕の体は地下深くへと吸い込まれていった。




「これが、バクスイジャーのコックピット……」


『少年、まずは手元の操作盤にデッキをセットするんだ。今回はとりあえずこちらで用意したトライアルデッキを使ってくれ』


 僕が操作盤のカードを並べると、バクスイジャーが起動する。


『いいぞ。カードにはそれぞれ特徴がある。しっかり覚えて戦闘を有利に進めるんだ』


 僕は頷いた。


『ちなみにその辺りに、マスコットキャラの"オキナイモンくん"が転がっているはずだ。オキナイモンくんは何をされても絶対に起きないから、戦いに疲れたときは思う存分モフモフして癒されてくれ』


「プッフフゥ~、オキナイモ~ン(寝言)」


『あとは実際に動かして体で覚えてくれ。少年、健闘を祈る』


 僕はオキナイモンくんを一撫ですると、覚悟を決め叫んだ。


「バクスイジャー、発進!」


 前方後円墳を縦に割り、巨大ロボが大空へと飛び立った。




   ~次回予告~


 ビギナーズラックは長くは続かなかった。次第に追い詰められ勝負の厳しさを知る少年。

 しかし少年が諦めかけたそのとき、新たな戦士が……!


 次回、『奇跡の友情合体、モーレツバクスイジャー!』デュエルスタンバイ!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ