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新しい朝が来た

 微睡みの中、初めに感じたのは背中から伝わる冷たく硬い感触。


「おはよー☆ おきて♪」


 気が付くと俺は、謎の美女に背後から銃口を突き付けられていた。


  寝起きで乾いた喉が、緊張で更にカラカラになる。お口のネバネバ・口臭が気になって仕方がない。一刻も早くリステリントータルケアしなければ……


 ここは、逆らわない方が良さそうだ。


 俺は争う意思がないことを彼女に示すため、両手を前から上にあげると、大きく背伸びの運動を始めた。

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