第一章 はじまり
「おーい!リュイー!早くしないと入学式に遅刻するよ!」
「分かってるって今いくよ!」
今日俺達は、アべリア王国にある『王立アベリア学園』にこの春入学することが決まった。
試験内容は、筆記、魔法の実技と剣の実技で分かれているその中で合計250点以上取らないといけない。
そして俺達は、合格した。
「もぉ〜二人とも何してるの早くしてよね!ホントに遅刻しちゃうじゃないのよ!」
ティアが大声で言ってきた。
「はいはい……おし!終わったぁ!」
ようやく準備が終わり荷物を馬車に載せ俺達も乗り込んだ。
そして俺達は、馬車に乗り村をでた。
「まったく〜いったい何やってたんだよ?」
「何って剣の手入れしてたんだよ?」
「はぁ〜?昨日の夜にやりなって言っといたよね!」
「すまん。忘れてた」
リュイがそう言うとアルシアが頭を押さえてため息を吐いた。
「はぁ。リュイは、ホントに忘れ坊なんだから」
「いやぁー照れるな」
「褒めてないし!」
アルシアとリュイのやり取りを聞いていたティアが。
「はいはい。そんなのは、いいから早く行こ」
呆れながらティアは、馬車のほうえ歩いてった。
ティア、ティア・スティーヘルは、俺達の村の村長の娘で俺達の幼馴染、小さな頃からよく一緒に遊んでいたティアは、面倒見がよく可愛かった髪は、金色で糸のように細く瞳も同じく綺麗な金色をしていた。
アルシアの髪は、薄いクリーム色で瞳は、空のそうに青い目をしているそしてリュイは、綺麗黒髪で瞳は、ルビィのように赤い目をしている。
そしてようやく馬車に乗り込み家族との別れをし村をでた。
村を出てからリュイがこんな質問をしてきた。
「てか俺達よく合格出来たな」
「そうだね僕達村人だしねなんでだろう?」
俺とアルシアが疑問に思う
「あなた達手紙をよく読んだの?」
と、ティアが言った
「いやぁ〜手紙に合格って書いてあったからさ〜読んでないな」
「ぼ、僕も合格って書いてあったからつい嬉しくって読んでなかった」
俺とアルが
そう答えるとティアは、小さなため息を吐いた
「はぁ、今から手紙の内容をよく読んでみなさいよ、まさか忘れたとか言わないわよね?」
「はは、忘れるわけないだろ」
俺は、バックのなかを探ってみた
「アレ…?」
「どうしたの?」
もう一度バックの中を見てみる。
「ない…」
俺は、慌ててバックの中身を出そうとするとアルシアが
「はぁ…はいこれ」
と、ため息を吐かれ何かを渡してきた。
「ん?ってて、手紙!なんでアルが手紙を持ってるんだよ!」
「それは、昨日リュイが忘れるかもって言って僕に預けたんじゃないか!」
「あれそうだっけ?ハハ忘れてた」
「もぉ〜笑い事じゃないよ〜」
無事に手紙が見つかり俺は、ひと安心した
「そんなこといいから早く手紙をみなさいよ」
と、ティアが言った
「はいよ」
「うん」
そして俺とアルシアは、手紙を開いたそこに書いてあったのは、『合格』と大きく書かれその下に『剣の実技が素晴らしかった 点数300/258点』と書かれていた
アルシアの方も同じく『合格』と大きく書かれその下に『筆記満点 剣の実技も素晴らしかった 300/285点』と書かれていた
「ふぅ〜危ない危ないギリギリだな」
そう言うとティアとアルシアが
「ふぅ〜じゃないわよ!あとちょっと点数が低かったら不合格だったじゃないのよ!」
「そうだよリュイ。でも合格してて良かったね」
「あぁ、そうゆうアルも筆記テストが全問正解って凄いじゃないか」
「はは、それほどじゃないよ毎日ティアに教えてもらったからね」
「はぁ〜俺も勉強しとけばよかったなぁでも勉強するのやだしなぁ〜」
そんなことを言いながら俺は、ティアを見た
「てかティアは、いいよな学園から推薦が来るなんてずりぃ〜の」
「ティアは、昔から魔法が上手かったからね」
そう褒めるとティアは、頬を赤らませ照れていた。
ティアは、12歳の誕生日にティアのお父さんの知り合いの魔導師によって鑑定してもらった結果なんと魔力が、王宮魔導師なみの魔力を持っていることが分かり、魔導師が慌てたように急いで王都え向かい国王陛下に報告すると『では、アベリア学園に推薦入学させよう』と言われたらしくその結果ティアは、学校えの入学が決まった。
そして、ティアが学校に入学することが決まったことを知ったリュイとアルシアは、『じゃあ一緒に学校に行こ』』と息をそろえてそう言った。
「ふふ、まぁその時は、私もビックリしたわよ。だっていきなりお父さんがさ『ティア!お前は、学校に行きたいか!』っていきなり言って来てさ思わず『うん』って答えちゃったのよ。でもまぁ前々から学校には、行きたいと思ってたから別に問題は、なかったけど…」
「なかったけど?」
アルシアが聞き返した。
「そしたらアルとリュイに会えなくなっちゃうかも知れないし…」
ティアがそう言うとリュイが
「…何言ってんだよ!会えなくなるなら俺達が会いに行けばいい話しじゃんか、なアル!」
「そ、そうだよ!僕達は、いつも一緒じゃないか!」
「そういつも一緒だ!」
俺とアルシアがそう言うとティアは
「リュイ、アル…うぅ……そうだよねありがと!!」
ティアがこっちを見て笑顔でそう言った。
するとリュイが。
「あれ?今ティア泣いたか?」
「泣いてない!!」
「いや、さっき『うぅ』って聞こえたぞ」
「泣いてないもん!!」
「いやでも目が濡れてるぞ?」
ティアは、ブルプルと震え顔は、赤く染まってる
「だから!な・い・て・な・い!!これは、汗!!」
「え…でも」
「汗!!」
「あ、はい…」
最後は、ティアがついにキレたすると横から笑い声が聞こえた
「ははは」
アルシアが笑うと
「何笑ってるのアル?」
するとティアが不敵な笑みを浮かべてアルシアを見た
するとアルシアは『な、何でもないです』といい目を逸した
「はぁ、まぁいいわ。でもありがとあなた達は、最高の親友よ!」
といい、俺とアルシアに抱きついてきた
「うお」
「わぁ」
俺とアルシアは、バランスを崩し馬車の床に倒れてた
「もぉ〜しっかり受け止めなさいよ〜男の子でしょう!」
「はは、すまん」
「ごめん」
「ふふ、別にいいわ」
などといいながら時間は、過ぎようやく王都『アベリア王国』に着いた。
道中魔物に襲われる事があったがリュイが魔物を倒しなんの問題もなく到着した。
その後は、馬車を降り歩いて『アベリア学園』に向かった。
そしてようやく学園の門までやって来た
「ふぅ〜ようやく着いたな!」
とリュイが背伸びをしながらそういった
「そうねようやく着いたわね」
「うん!」
そんなことを言ってると後ろから貴族っぽい三人の少年たちがやって来た
「おい!邪魔だ!このドナルド・トリップ様がお通りだ!さっさと道を開けろ!」
そんなことをいいながらその貴族は、門のくぐり学園の中えと消えてった
するとティアが不機嫌そうにこう言ってきた
「何よさっきの!態度悪いわね。私アイツと同じクラスには、絶対なりたくないは!」
「確かに、でもまだ決まった訳じゃないからさ余り怒らないでね」
アルシアが少し怯えたように言うと
「分かってるわよ、はぁ。さあ、気お取り直して行きましょう。早くしないと入学式が始まっちゃうわ」
「そうだな」
「じゃあ行こうか」
そう言い残して俺達は、学園へと入っていった
この度”少年は英雄へ”を読んで頂きましたてありがとうございます(*・ω・)*_ _)ペコリ
色々とミスしてる部分は、あるとをもいますがその時は、お厳しいコメントくださいm(*_ _)m