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7話 ざまぁぁぁぁwwwwwww

 俺は今パンツ一丁であるが決して変態ではない!公衆猥褻罪の前科なんてないんだからな!ニートだけど本当だぞ!


 まずいぞ、これでは町に戻ったらPKされるに違いない。初心者にはデスペナルティゼロの特典がついており、規定数までは死んでも何もペナルティはない。だが、俺はティアとかいうキッズに初心者PKされてしまっている。あいつめ!責任取らせてやる!!

 チャットからティアを入力。


 「おい!並木の森に来て助けろ!」


 「下僕のくせに生意気よ!」


 「あ?フレンド解除するぞ!いいのか!?」


 「ごめんなさいごめんなさいフレンド解除しないで!今すぐ行く!」


 チャットが終わるとすぐにワープホール近くで歪みが生じてティアが現れた。


 「おーーい!こっちだ!!」


 「きゃあああああああああああ!!!!!な、なんでパンツ一丁なのよ!この変態!!!」

 

 ティアは頬を赤くして目を手で隠す。

 再度言うが俺は決して好き好んでパンツ一丁になっている変態ではない!決してな!


 「俺は変態じゃねえ!お前がPKしたから町に戻れねえんだよ!!!何とかしやがれ!!」


 俺はティアのもとへ歩み寄るが、ティアは後ずさる。


 「なんでこっちくるのよ!」


 俺のあそこを指の隙間からチラチラと見ている。はは~んなるほどな~。やっぱりティアも女の子なんだな。

 ゲスの極みのようないやらしい目で悪戯をしようと思いつく。


 「恥ずかしいなら目を瞑ってトレード申し込め!」


 「わかったわよ!」


 【ティアからトレード申請が来ています承諾しますか? YES/NO】


 俺はすぐにはYESを押さずに、足音を殺してティアのもとへ歩く。そしてYESをポチ。俺はこのときあることを実行していた。


 【アイアンアーマー アイアンヘッドを獲得しました】


 ティアからもらった防具を着用せずにティアに嘘をつく。


 「おう、いいぞ~。目開けろ」


 「やっとおわったの?遅いわ・・・・・・・・・」


 ティアが押し黙ってしまったのはなぜかわかるか?それはな、俺のあそこがボロンしてたからだよ!

 このゲーム、パンツをずり下ろすことが出来ても性器はそのままではなくモザイクがかかる。だが、そのモザイクの解像度は適当であるからそのモザイクの色アレをで脳内で補完してしまうだろう。ティアはだから絶句している。


 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


 「おい!ティア!見えてるか?」


 そのまま焦点は俺のあそこに集中し、絶句し続けているのでティアの目の前で手を振ってみるが反応なし。ふざけているのかと思いおでこにデコピンを食らわせてやったらバタンと倒れてしまった。

 どんだけシャイな奴だよ(笑)

 俺のビッグマグナムが強烈すぎたんだな。


 「こいつどうすっかなぁ・・・」


 こんな初心者マップで放置しといてもHPゲージ削り取られるわけないしな。このまま置いて行こう。クエストの報酬のアイテム気になるし早く帰ろう。


 俺は気絶しているティアを置き去りにして町へ戻った。


 「おう!クエスト終わったみたいだな!お疲れさん!」


【EXP300 MIL1000 アイテム ムーンフロッグの卵を手に入れました 】


 アルフォードからクエスト報酬をもらった。さすがにレベルは上がらなくなったが、ムーンフロッグの卵ってあれか!?ペット的な要素のやつか!?

やめてくれよ・・・・・。こいつが防具を溶かす液を吐き出すか知らねえけど若干トラウマ・・・。


 ティアに聞こうと思ったが並木の森でぶっ倒れてるしな。NPCのアルフォードに聞くか。


 「このムーンフロッグの卵はどうしたらいいんだ?」


 「そいつぁ。コマンドからペットを選択すると装備状態になる。その状態でモンスターを倒していくと卵に経験値が入っていって最大値のレベルに達したら卵が孵るぜ。詳しいことを聞きたいならペットショップに行くんだな」


 まあ他にもペットはいるだろうからな。ひとまずはこいつで我慢するか。ペットを選択っと。なんだか色々種類があるな。補助ペット、戦闘ペット、騎乗ペット。俺が憧れているドラゴンは騎乗ペットだろうな。ムーンフロッグは雑魚だからな補助ペット辺りが妥当だろうな。


 ほらな。あった。ムーンフロッグの卵を選択して装備状態にした。これで経験値が入っていつか孵化するんだろう。


 もう結構いい時間だな。ログアウトしてもしなくても俺は仮想世界に常にいる。それならばこのゲームの宿で眠るのもいい刺激になるだろうな。もう一度アルフォードに聞いてやろう。


 「近くに眠れる場所とかはないのか?」


 「ああ。あるぜ。宿屋に泊まるのも一つの手だが、他にもいくつか方法がある。クランがクランルームを借りていればそこで眠れるし、町にあるプレイヤー用ルームを購入しても同じだ。プレイヤー用ルームは結構値が張るからな。初心者冒険者は宿屋に行けばいいさ。がははははははははははははははは!!!」


 このクソ脳筋め!殴ってやろうか!?

 この筋肉を見てしまうと逆に俺が吹っ飛ばされると思いやめた。ランカーになったら消し炭にしてやる!


 「ここが宿屋か」


 木造2階建ての簡素な建物だが柱は太くびくともしなさそうだな。といっても仮想世界なわけで柱の太さは関係ない。


 「いらっしゃい!1泊1000MILだよ!」


 元気な声で言ったのはおてんばそうな若い娘のNPC。その服装は胸元が見えそうなフリルのついたエプロンを着ている。指導員のクリスさんほどではないがこれもまたでかい!


 俺はその胸元を凝視しながら1000MILを支払い鍵をもらった。NPCの目が引きつってたのは多分見間違いだろうな。うん。


 「結構いい部屋だな」


 テーブルと椅子に真っ白なシーツが眩しいフカフカそうなベッド。観賞植物が置いており風水を醸し出している。俺はベッドに飛び込んで一息つく。


 「今日は色々あったけど楽しかったな」


 ティアに会ったときはイラついたがあいつはあいつで面白い奴だったからな。また遊んでやるか。レアイテムと金も欲しいし。


 明日はどうすっかなぁ。因みに今のステータスはこれ。


職業ソードマン Lv.3

【HP】154/154

【MP】154/154


【筋力値】30(+25)

【敏捷値】22(+20)

【幸運値】18(+15)

【魔力値】7(+5)


【攻撃力】50

【防御力】25

【回避率】0

【命中率】50


【称号】無し


【装備武器】聖獣のセイントソード

【装備アイテム】アイアンアーマー アイアンヘッド


 アイアンアーマーとアイアンヘッドを装備したことでHPとMPと防御力が増えた。経験値がたまっているから明日はすぐにレベルアップすると思う。ひとまず今はレベリングに集中したい。


 それじゃあおやすみ。



 

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