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Emergency  作者: poteto
甘い蜜
3/5

2016.10/23

「ありがとうござましたー。またお越しくださいませ」

最近タバコを吸うペースが早くなった気がする。

ここのコンビニの軽い常連になってきた。

店員も俺を見るとタバコをすぐに準備するようにまでなった。ここまでくるとある意味恥ずかしい気もするが、スムーズに進むのでそこは我慢するしか無いだろう。

買ったばかりのタバコに火をつける。沖縄は10月の下旬なのにまだ気温は下がらない。

この暑さはさすがに応える。

沖縄が暑いのはしっていたがここまで長引くと

腹が立つ。この長さにはなれる気がしない。


バイクにエンジンをかけ、タバコをくわえたまま職場に向かう。


少し進むと道が混んでいた。混む理由は大体基地反対活動だ。その影響で道が混む事はよくあった。


「こんな暑いのにまたやってんのか。頑張るね、まったく」


反対派を貶すつもりはなかったが、自分達の活動で交通に影響を出すとかは気に食わなかった。

反対してる自分らが正義みたいな雰囲気が出てる奴らも嫌いだった。


車の間をすり抜け、先に進んだ。

交差点に出ると、基地反対と書かれた段ボールをもつ人々が、列になって抗議していた。

二車線しかない道路の一車線を陣取りながら


クラクションを鳴らしたが、退いてくれない

仕方なく反対車線に入ろうと思ったが運悪く車がきたので通り過ぎるのを待っていた。


何気なく抗議を続ける人達を見た。みんな血走った目で大声を出していて少し怖いくらいだった。

平和を訴える人の顔じゃないような気もした。


ブー、ブーブブーー


突然大きなクラクションが鳴り響いた。

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