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美穂は松原?

 あれから夏休みも終わり今日から学校が始まった、今は放課後の教室にいる。


 私は自由研究が結局出来ないまま終わってしまったが

前世の自分の話を題材にしてそういう歴史もあったんじゃないかというレポートにして提出した所、目の付け所が中々面白いという事で及第点を貰いなんとか乗り切った。


「いやぁ、前世の私様様って奴ね」


「それはどうなんだろう」


 私がそう言うと優希ちゃんは笑っていた。


「しかし、あれからオロチは何もやってこないね、もう諦めてくれればいいのにな~」


「平和が一番だよね、でも何かあった時の為に仲間を集めて私達も強くならないとね」


 優希ちゃんがそう言った、私達はあれから少し忙しかった。



___




「さてと、私の体力も回復したしそろそろ仲間を集めにいきましょう」


 イズモと戦った次の日には私は優希ちゃんのおかげで傷も回復して普段と同じ様に動けるようになっていた。


 それになんとベェルがどうやったかは知らないけど気がついたら我が家の室内犬として飼われている事になっていたのだった。


 お母さんに聞いたら家を買った時に私がどうしても欲しいというからお父さんが買ってくれたという設定になっていた。



「まあ、別にいいんだけどそんな便利な機能あるなら教えて欲しかったわ」


「駄目だよ、私欲で使わせてあげないよ」


 私がそう言うとベェルに却下された。

おこずかいを少しだけ上げてもらおうと考えていたのがバレていたみたい。



「まあ、それはそれで置いておいて、結局私と優希ちゃんはどうすればいいの?」


 今のやりとりを最初から聞いていた優希ちゃんは苦笑いをしていた。



「そうだね、やらなければいけない事が三つある」


 わかるかな? ベェルが言った。



「一つは新たな仲間探し、二つ目は私と優希ちゃんのレベルアップ、三つ目はなんだろ?」


「ん~、敵が何をしているのかを探る事かな?」


 私が悩んでると優希ちゃんが付け足してくれた。



「正解、だけど今は心の言った二つを二人には頑張ってほしい

三つ目はボクの方で調べてみるよ」


 ベェルがそう言ったので、とりあえず重要な事を聞いてみた。



「天女様って全員で何人いたの?」


 私がそう言うと優希ちゃんもそうだね、まずはそこからだねと同意してくれた。



「優希と共に最後の戦いに向かった天女は二人を含めて8人の天女さ

みんな個性豊かだったけど、なんだかんだで皆すごく仲が良かったんだ」


 ベェルはその時を思い出しながら懐かしそうに語った。



「強くなるなら私と心ちゃんで頑張ればいいんだろうけど、仲間を探すという事になると

流石に私達の近くに生まれ変わってるっていう情報だけど難しいかな」


 優希ちゃんの言うとおりだ、それだけだと小学校だけでも何百人といる

何か他にも手掛かりがないかとベェルに聞いた。



「巻物はある? あの巻物があれば恐らく手掛かりが掴めると思うよ」


 仕舞っておいた巻物を二人の前に取り出した

あの後、巻物を開こうと思ったけど開けなかった事も伝えておいた。



「巻物が既に二人を天女として認識しているんだ、だから普通には開かないんだよ

この前使った羽衣装具セレスタル イクイプメントを使うような感じであけてみてよ」


 言われた通り、羽衣装具セレスタル イクイプメントを使った時の要領で紐と解いてみたらすんなりと解けた。

 巻物を開いてみると、前まで読めなかった内容がわかる様になっていた。



「今なら二人とも中身がわかるんじゃない?

その巻物は天宝具セレスタル アパレイタスなんだ、だから天女の力を持つ者ならわかるはずだよ」


 なるほど、私は優希ちゃんにも見せると本当だといって巻物を眺めている。



「そういえば天宝具セレスタル アパレイタスってなんですか?羽衣を身に付けた時に使える武器は羽衣装具セレスタル イクイプメントでしたっけ?」


天宝具セレスタル アパレイタスは天界で作られた物で神力セレスタル フォースが使える人であれば誰もが使える道具の事さ

大抵の物は使える人に制限をかけてるけどね。

 羽衣装具セレスタル イクイプメントは羽衣の力で生み出される道具さ、羽衣の持ち主の意思によって出したり消したりする事が可能なんだ、これにも神力セレスタル フォースを使っているよ。

 神力セレスタル フォースっていうのは、羽衣を着た時に使える様になった天女の力の事さ

今の君達なら羽衣を着ていなくても多少であればつかえる様になっているよ」


 おお~、そうだったのか、私と優希ちゃんは関心した。



「それで巻物の内容はどうだった?」


「ん~、見たこと無い文字なんだけど内容だけが頭に入ってくる感じでなんか変な気分」


 私がそう言うと優希ちゃんも同じ様な感想だ、ベェルはその内慣れるとは言っているけど



「肝心の内容の方を気にしておくれよ、恐らく新しい仲間の事が書いてあったんじゃないかな?」


 ベェルにそう言われ、頭の中に入ってきた内容を整理すると、確かにその通りだった。


 私は優希ちゃんをみた、優希ちゃんも私を見た。



「「美穂みほちゃんが新しい天女(様)」」


 ハモった、つまり間違いないんだろう。



「よかった、どうやら二人も知っている人の様だね、だったら話も早そうだしまかせたよ」


 ベェルはボクはボクで色々探す事があるからさと言った



「って、他の仲間の事は書いてないよ? 美穂ちゃんが天女様の生まれ変わりだとして他の仲間はどうするの? 私達と美穂ちゃんを入れても3人しかいないよ、後の5人はどうやって探したらいいのよ」



 私は先の事が心配になってベェルに聞いた。



「大丈夫、その巻物は道標なんだ、その時が来たらその時々で内容が変わるんだ

だからその美穂ちゃんが仲間になってくれたらきっと新しい道標が出てくるはずだよ」



「便利なんですね、そういえば私達の時みたいにベェルちゃんが白い場所に呼び寄せるっていう事はできないんですか?」


 優希ちゃんの言う通りだ、確かにその方が一気に集められるもんね。



「優希、それは違うんだあの時二人を呼び寄せたのはボクじゃなくてその巻物なんだ。

 さっき言った通りそれは天宝具セレスタル アパレイタスなんだよ、恐らくある条件が重なったらボクと強制的にあの場所に連れて行かれる様な設定にされていたんだと思う。

 ボクはその巻物に登録されているからね、今は二人も登録されているよ。

 一定以上の距離が離れてしまうと難しいけど、あの時ボクもすぐ近くまで来ていたから巻物の力が行使されたんだろうね、ちなみにその巻物の力であつまる事はできても、あの白い空間から戻ったら集まる前の場所まで戻されるよ、しかも意識は巻物にあるから戻ったらいきなり危ない瞬間という事も考えられなくない

だからむやみに使う事はオススメしないよ」


「なるほど、便利だけど道具は道具っていう事なのね」


 優希ちゃんは納得したようだった。



「私達の特訓はてっきり白い空間でやるんだと思っていたけどむやみに使うのが駄目ならどうするの?」


「特訓はあの場所を使うんだよ、むやみに使うのと計画的に使うのは別さ

ボクが付いている時であれば外で何か起こってもわかるからね。

 それに二人も羽衣の力を使える様になればわかるようになるよ」


 ベェルの答えに私はちょっとこけそうになってしまった、それをみて優希ちゃんもクスっと笑っている。



「まあいいわ、じゃあこういう事ね 美穂ちゃんを仲間にして

私達は巻物を使って特訓するっていう事でいいのね、美穂ちゃんには学校が始まったら接触してみよう」


「それがいいね、普段は君達は学校があるだろうし、そこで仲間を探すんだ

ボクはその間にできる限り調べてみるよ、学校が終わって習い事が終わったら個々に集まるんだ

そしたら特訓をしよう

早く立派な羽衣戦士、アルティメットガールズになってくれないとオロチと戦えないからね」


 今日はやけに知らない単語が出てくるから頭が痛くなる。



「アルティメットガールズ?」


 優希ちゃんが私の代わりに聞いてくれた。



「そうだよ、心や優希達8人は天界でも強い力を持っていたんだ、

そしてその天女たちをアルティメットガールズと呼んだのさ。

 羽衣の力を出し切れる様になればこの前言った通りあんな奴らに負ける事なんてないんだ

 まだ二人は羽衣の真の力を引き出せていない、その力を使える様になれば君達は

アルティメットガールズと呼ばれた天女になれるんだよ」



____



 なーんて事があったんだ、それで美穂ちゃんにはあったんだけど。


 美穂ちゃん、君は天女様の生まれ変わりだ、どうか私達に力をかしてほしい。


 なんて急に言った所で私はただの変な人になってしまう、どうしたらいいいんだろうか。


 特訓の方は残りの夏休みを使って、優希ちゃんと一緒に頑張ってる御陰でもう少しで一つ段階が上がるって言われたけど、中々難しいもんだ。



「優希ちゃん、それでどうしようか? 美穂ちゃんには放課後ちょっと用事があるから時間頂戴っていったんだけど、いきなり貴方は天女様の生まれ変わりだって言うのもなんか変だよね?」


「そうだね、私もなんて言ったらいいか考えたんだけど、ココちゃんの自由研究の話をしたらいいんじゃないかな? 羽衣伝説って全国にあるし、もしかしたら何かしってるかもしれない

そしたらある程度話しやすくなるんじゃないかな?」


 おお、流石は優希ちゃん、ちゃんと考えていてくれたんだ、私は優希ちゃんに喜びの表現として抱きついた。



「ど、どうしたの急に」


「さすが我が親友の優希ちゃんだわ、そんなナイスな答えがあるなんて思いもしなかったわ」


 私がそう言うと照れながら、自由研究を手伝った時に閃いたのと、私もココちゃんに言われてから急に興味がでたから美穂ちゃんももしかしたら私と同じで興味持つのかなって、一応巻物の写メもあるからそれで話て駄目だったらもう一度考えようって言った、すると後ろから声をかけられた。



「あの、畑野さん、橋本さんもしかして二人の友情を見せる為に態々私の事呼び出したんですか?」


 長い髪をして、ちょっときつそうではあるが整った顔をした女の子 松原美穂ちゃんがそこにいた。



「あ、やだー、そんなわけないない よかったら美穂ちゃんもまざる?」


「結構です、私舞踊のお稽古があるんでこう見ても忙しいの、そんな用件だったら帰ります」


 本当に帰りかけた美穂ちゃんを、私と優希ちゃんで何とか思いとどまらせた。

放課後の教室で、先生の手伝いをしていた美穂ちゃんを待っていた私達はとりあえず座ってよと

私達の前の席に座ってもらった。



「それで、一体なんの用があって私を待っていてくれたの?

こういってはなんだけど、私と貴方達二人は別段それほど仲良しって訳でもないと思ったけど」


「やだなぁ、幼稚園の時から美穂ちゃんとは友達じゃない

優希ちゃんと違って毎回同じクラスじゃなかったけどさ」


「そうだよ、美穂ちゃん 高学年になるまでは3人でよく遊んだじゃない

習い事の時間のせいで昔みたいに遊べなくなったけど、私達友達だよ」


 高学年になってから私はミニバス、優希ちゃんは弓道、美穂ちゃんは舞踊と習い事を始めた

私と優希ちゃんは月、水、金の三日で、美穂ちゃんは火、木、土の三日になってしまった為

昔の様に3人仲良く遊べなくなってしまったのだ



「ふん、まあいいですけど、それで何の用だったの?」


 美穂ちゃんは今一納得してなかったが、とりあえず用件は聞いてくれるみたいだったので先程の流れで説明する事にした。



「と、言うわけで私達羽衣伝説について調べてるんだ、それでココちゃんの自由研究もその事について書いたの、美穂ちゃんも何か知らない? よかったら私達と一緒に調べるの手伝ってほしいんだ」


 優希ちゃんが一通り説明してくれた。

 すると美穂ちゃんは立ち上がって、指を差した。


「誰に向かって羽衣伝説の話をしているのかわかってるのかしら二人とも!」


「「美穂ちゃん」」 私と優希ちゃんがハモって答えた。


 違います、そういう意味じゃありません! と何故か怒った口調で言われた。



「美穂ちゃんどうしたの? もしかしてお腹すいてる? 今日は2学期初日だったから給食なかったもんね

良かったらうちに来てご飯食べてからにしようか?」


 私がそう言うと何故かまた美穂ちゃんが怒り出した。



「違います、別にお腹なんてすいてません、そもそもそんな事で怒りません!

そんなことより、貴方達羽衣伝説について調べていて、尚且つ私の名前を知っていて何も言う事はないんですか!」


「ん?もしかして美穂ちゃん知ってるの?」


 おお、美穂ちゃんは既に自覚があったのか、これなら話が早い!

そう思って私は話を進めた。



「そうなんだよ、オロチって敵が復活して私と優希ちゃんだけじゃ人間界を守り切れないから力を貸してほしいんだ、美穂ちゃんがもう知ってるなんて知らなかったよ、善は急げだね

私のうちにきてベェルに会わせるからこのまま行こうよ」


 私がそう言うと美穂ちゃんは不思議そうな顔をした。



「敵が復活? 人間界を守りきれない? それにベェルなら貴方の家のお犬さんでしょう、なんで今更私に会わせたいんです? 昔から何度も会ってると思うけど、もしかして良からぬ事でも企んでます? 

そもそも、一体なんの話をしてるんですか?」


 あれ?何か話が噛み合ってないような。



「二人とも落ち着いてよ、ココちゃんの話は取り敢えず置いておいて

美穂ちゃんの話をもう一度しよ、ね?」


 そういって優希ちゃんが間に入ってくれた、まあいいですけどと言って美穂ちゃんは怪訝な顔をしながら話をしてくれた。



「二人とも、私の名前を言ってみなさい」


「「美穂ちゃん」」


「フルネームで!」


「「松原美穂ちゃん」」


 ほら、これでわかるでしょ?と美穂ちゃんが言った所で優希ちゃんが何かに気がついた。



「もしかして、三保の松原の羽衣伝説?」


 すると美穂ちゃんは優希ちゃんを指さし、その通り!と胸を張っていった。



「それがどうかしたの?」


 貴方はちょっと黙ってなさい、と美穂ちゃんに言われたので黙る事にした。



「えとね、ココちゃん羽衣伝説は全国にいくつもあるんだけど、その中でも有名なのが三つあるの


 一つはココちゃんの曾祖母ひいおばあちゃんの家がある、余呉湖の羽衣伝説


 二つ目は京都が舞台になってる、丹後国風土記たんごのくにふどきの羽衣伝説


 そして三つ目は静岡県にある三保の松原の羽衣伝説


この三つの羽衣伝説が有名な羽衣伝説なんだよ」


 おお~ と私は拍手をした それで? と美穂ちゃんに言ったら 貴方は黙ってなさいってまた言われた。



「えと、それで美穂ちゃんが言いたいのは、松原美穂って名前を聞いてなんで三保の松原を連想できないのよ って言いたいんじゃないのかな?」


「そうなの?」


「そうなの? じゃないわよ、普通の人ならいざしらず、羽衣伝説を調べてるって自分達で言っておいてそこにたどり着かないとか、どうなってるのよ!

そもそも辿りついたから私にその話をしたんじゃないの?」


 それに昔私の名前はそこから取ったって言ったじゃないと小さな声で言った。


 実はそうなんだよって言ったら貴方今まで橋本さんに説明されるまで全くわかってなかったじゃないと怒られた。



「えとね、美穂ちゃんの名前と、今回の話は関係あるようで、関係ないような

ちょっと複雑な話なんだけどね、ちょっとみて欲しい物があるんだ」


 そういって、優希ちゃんはスマホを取り出して巻物の写メを見せた。



「これは、、、何故だか興味がひかれますわね、なんです?この古臭い巻物は」


「えとね、それはココちゃんの曾祖母ひいおばあちゃんの家に合った巻物でね

これが羽衣伝説に関わってる大事な巻物なんだ、私も今まで羽衣伝説なんて知らなかったけど

この巻物を見たら何故か興味が湧いてね、それで美穂ちゃんにも見せてみようってココちゃんと話をしたんだ」


 すると、美穂ちゃんは勝ち誇った様な顔をしていった。



「つまり、それは余呉湖に伝わる羽衣伝説の何かなのね

羽衣伝説に多少は詳しい私に言わせれば、本当に正しい羽衣伝説は三保の松原の羽衣伝説しかないわ」


 自信満々に美穂ちゃんが答えた、なんで?と私が聞くと今度は黙ってなさいと言わずに答えてくれた。



「畑野さんは、多分知らないわね、橋本さんは知ってると思うけど羽衣伝説の天女が大体どういう運命をたどっているのか知ってるでしょう、松原の天女以外は大抵男に騙されて結婚させられて

決して幸せとは言えない人生、いえ、神生を過ごすのよ

けど、松原の天女は違うわ、松原の天女は美しい舞を踊ってその舞によって男から羽衣を無事に取り返すの

他の羽衣伝説の天女とは一味も二味も違うのよ!

そもそも天女が羽衣をその辺の人に取られるっていうのがおかしな話なのよ

まあ、とりあえず羽衣を取られずに無事に天に帰った松原の天女こそ、本物の天女なのよ」


 おお~、思ったが美穂ちゃんはまだ羽衣を渡すのが愛の印で、その騙された話こそ僻んでる男が作り話と知らないんだから仕方ない、本当の事を教えてあげよう、そう思った私は美穂ちゃんに真実を教えてあげた。



「畑野さん、いくら貴方の曾祖母ひいおばあちゃんが住む余呉湖の羽衣伝説が可哀想な話だからって作り話を正当化するのはどうかと思います。

私も余呉湖の羽衣伝説は知ってるので多少の同情の余地はありますけど、あまり他でそれを言わない方がいいと思います、友人として忠告しますわ」


「そんな事ない、余呉湖の羽衣伝説の天女様は幸せだったんだよ!本当の事だよ」


 もちろん言い返した、前世の私の事なんだから当然だよね。



「まあ、そう思いたいのはわかりました、でも話はこれだけ?

もし羽衣伝説の研究をするんであれば三保の松原の羽衣伝説を調べるのが一番いいと思います」


 そう言って美穂ちゃんは帰ってしまった。


 優希ちゃーんと私は優希ちゃんに泣きついた。



「んー、すごい勢いだったね、美穂ちゃんが高学年になってから男子にきつくなったのは

もしかしたら羽衣伝説を調べて男子に恨みでももったのかもしれないね」


 優希ちゃんは冷静に分析していた、私の事は普通の人は知らないんだからいつか本当の事がみんなに伝わるまで我慢しよって言ってくれた。

 とりあえず、メールで写メを送って明日また話しよって言っておくねと言ってた、さすが優希ちゃん。











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